担当する生徒さんの学校にて。
現代文の課題図書として、指定されておりました。
読書のレッスンもおおせつかっているので、読了。
生活をする人間になってみて、こういう「学園青春モノ」を
読むと、なんともほろ苦いような、甘酸っぱいような、
不思議な何かを感じる。

主人公のハンスは、地元の町の「ウワサの秀才」
その町の「モノを知っている人」「学のある人」から、
受験勉強の指南*1を受けて、
州立の牧師さん要請学校にめでたく合格。
この学校で、一生懸命勉強すれば、将来は、間違いなく安定。

しかしながら、人間関係やら、青年の反抗期っていうやつによって、
最後まで、学業にまい進することが出来ないで、
ハンスは、中途退学することになる・・・。

そして、ハンス君は・・・。

みたいな話です。
家庭教師をやっていると、ハンス君みたいな生徒さんにも会う。
そして、ハンス君のお父さん、お母さんに会う。
そして、自分も、本の中に出てくる、教職員の一部のような
気持ちにもなる。
おっさんの中の子供は、ハンスに共鳴することがあるかもしれないけど。
おっさんになると、本の中に登場する、名もない人物のさりげない描写が
気になる。

久しぶりに、なんだか、語りたい気分になってしまったようだ。
でも、もう言いたいことをまとめることもできなくなった・・・・。

明晰さというものも、なくなってしまった。

*1:ドイツの話で、牧師さんを要請する神学の学校の受験 ですので、聖書読解のためのギリシャ語の勉強、ヘブライ語ラテン語の 勉強になります。日本流でいえば、「古文」「英語」「数学」という ことになります