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【目次】(「BOOK」データベースより)

第1章 座頭市の自由気ままな世界旅行—微積分のおさらい/

証明を全部省いて、微分積分の典型パターンの公式だけ集めている。

第2章 マルサスの今日からできる大予言—癒し系1階微分方程式入門/

第3章 めくるめくカオスの世界の大冒険—混沌うずまく微分方程式の数値解/

第4章 ロケットから水時計までガリレオ博士の超科学—1階微分方程式の一般化/

第5章 変幻自在・ゆらゆらの振動と波動—初挑戦!

2階線形微分方程式

なんとなく、わかりやすい説明をしているように
みえるけど、証明を省いて、見慣れない微分積分の公式を使ったりしている。
だから、それだけ、論証は曖昧になる。三角関数微分のところで
納得がいかないところがあった。

第6章 摩擦力と駆動力の不思議なコラボレーション—2階非斉次微分方程式

ここもそうです。微分方程式を解く途中で
複雑になりすぎた係数を簡略にするために、別の文字を置くとかするのがわかり
にくい。初期条件、境界条件の代入で出した、係数部分を、微分方程式
代入して、未知関数を出す最後の詰めが、省略が多くて、わかりにくい。

第7章 天の助け!

超簡単秘技ラプラス変換ラプラス変換

こういう、説明があったのかと、ちょっと感動。
数学的な論証は、完全に省かれているけど、どうして、ラプラス変換を修得することが
物理屋にとって大事なのかは、すごくよくわかった。
1章から6章まで苦労して、修得した微分方程式を解くプロセスがラプラス変換表を
使うことで、かなり省力化できるということが、ViVidにわかる。

第8章 明日への序章—非線形微分方程式

全体的にみて、とてもよく出来ているHow Toなのだと思う。
ただ、肝心なところの論証で、ある種の手抜きがあるので、そこの部分を
補強するためにも、「文献リスト」が欲しかったのに、それがない。




【著者情報】(「BOOK」データベースより)飽本一裕(アキモトカズヒロ)1954年山口県生まれ。

広島大学理学部物性学科卒、カリフォルニア州立大学物理・天文学修士課程を経て、メリーランド大学物理・天文学科博士課程修了。

Ph.D.。

ロスアラモス国立研究所を経て、帝京大学理工学部電気電子システム工学科助教授。

専門は広い意味でのプラズマ理工学、環境科学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)この商品の関連ジャンルです。