オイラーの贈物

オイラーの贈物

第1部 基礎理論

第1章 パスカルの三角形

1−1 数の種類

1−2 2項展開とパスカルの三角形

1−3 パスカルの三角形に色を塗る

1−4 無限数列とその極限

1−5 収束の判定法

1−6 数列の和

wikipedia:レオンハルト・オイラー

今日知られている数の性質は大部分が観察によって明るみに出たのであり、それが真実であることが厳密な証明によって確かめられるよりずっと前にわかっていたのである。  オイラー

教育サービスの一番手の受け手が、まず「お金持ち」なんだということが、生々しくわかる。
逆に、いわゆる「学者」「研究者」といわれている人間が、どういう人間をバックにしないと生きていけない現実も、悲惨にわかる。

また、オイラーアルンハルト=デッサウ公女の教育のために科学への入門書を執筆し、その後、『自然科学の諸問題についてのドイツ王女へのオイラーの手紙』 "Lettres à une Princesse d'Allemagne sur divers sujets de physique et de philosophie" として出版された。この本は欧米で一般の読者を対象にした科学書として広く読まれ、オイラーの最も有名な著書となった。

扱っている内容は、いずれでも日本の高校生が、習う内容がほとんど。
ただ、この本が、「既定」の「教科書」と異彩をはなつとすれば、それは、取り上げている単元の順番になろうかと。
学校の先生というのは、3年とか、6年とか、ある一定のスパンを想定して、中学生や、高校生に数学を教えることになる。
そうやって教えているうちに、「Aという単元を先にやってしまえば、Bという単元が、わかりやすいのにな。」
と、実行に移すかどうかはさておくとして、「妄想」することはある。

現実の中学生や高校生からおそらく距離を置いていると思われる「大学の先生」が、「私だったら、こうする」
という構想を教科書にしたら、こんな形になったというような、そんな感じなのではないかと。
正剛さんの「千夜一夜」によると、京都大学の文系の学生さんに、講義するための、カリキュラムをもとにしていたそうなので、
いまの私の表現で、あたらずとも、遠からずかなと思います。

具体的には、
これだけ早く、数学1Aの内容から、数学3Cでやる単元のつまみ食いができるように、仕掛けてあるのが鮮やかといえば鮮やかです。
たしかに、「こういうやり方もありなのかな」
と思ったりもします。

数学のカリキュラムのイントロダクションの部分で、収束や、級数まで扱えることの最大のメリットは、その後の、数学2Bとかで学習する
ような内容を、「微分積分をわかっていることが前提」で、扱えるということです。
これは、数学1A 数学2Bを、仕事で扱っている数学のいろいろな先生が、「ありがたい」と思うことなのではないかと思います。

で、私が高校生だったとき、この本をもっている友達がいたのを思い出しました。
彼は、家庭の事情で、コンピュータがある家というわけにはいかなかったけど、
「数値演算」とか「ハッカー」の本とかは、よく読んでいた。
数学の成績も、抜群によかったのを覚えている。でも、彼はなぜか文系選択をした。
なぞの多い男だっと記憶している。
彼は、そのあと、東京大学の法学部へ。
でも、やっていることと、いったら、プログラミングばかりで、東京大学の付属病院で、システムの開発をしていたとか、していないとか。
なんだか、一貫のあるのか、ないのか、よくわからない人でした。
そう、1998年とかの時点で、Web日記とかも書いていたから。
Blogなんかが、もてはやされるよりかなり早くから、パソコンにも慣れしたんでいた。

だから、現実の高校生にインパクトを与えたテキストといえるかどうかと、いうと、たしかに、かなりトップレベルの高校生たちには、
「教育」を与えることが出来たのかもわかりません。

ライブドアの成功者である、ダンコガイさんが、このテキストを絶賛していることからも、そんなことが、ほのみえます。
平山さんが、まだ、函館で高校生をやっていたときくらいに、このテキストは、出版されているから。
私は、その当時、ど文系だったので、こういう本を読もうという気にはならなかった。
でも、たしか、1日とか、それくらいだけ、そのパソコン少年から、借りて、みていたような気がする。
そして、あっさり挫折していたのだと思う。
時は、流れて、なんとか、業務知識の吸収だと思って、解読できないかと思い、読み直す。
私が、教師の立場に立つときのスペックにも関係するので、このレベルで逃げるわけにはいかない。

http://iphone.dan.co.jp/404mnf.cgi/archives/51278181.html

http://www.dabesa.org/2009/08/post-37.html

http://students.sk.tsukuba.ac.jp/top/?page_id=78

林厳雄
提供: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
林 厳雄(はやし いづお、1922年5月1日 - 2005年9月26日)は日本の物理学者である。男性。東京都出身。半導体レーザーの実現に功績があった。
東京大学理学部物理学科卒業。東京大学原子核研究所助教授を経て1963年渡米、ベル研究所研究員であった1970年室温での半導体レーザーの連続発振に成功した。1971年に帰国、日本電気中央研究所などで研究した。