I SEE YOU   「AVATAR」について

世に言う「ネタバレ」というタイプのエントリーですね。
映画館にいって、AVATARを見ることを楽しみにしているなら、本エントリーは読まないほうがいいかもしれません。
まあ、それも好みによるかもしれません。水戸黄門のような時代劇はみんな大体の筋書きをわかっていても
楽しんでみることができる。予想できるエンディングに酔うということは別に珍しいことではない。
だとしたら、ここでちょっと「くどい」あらすじを読んだとしても、そんなに映画をみるときのさしさわりになることはないのかなとか。
そんなことを思います。
「あらすじ」を書いていて、「でもどれだけ字数を使っても、やっぱり3Dのあの映像の世界を伝えることは無理だよな。」と思いますから。
だから、どれだけ、事前に知識を仕込んでいても、楽しめること請け合いなのではないでしょうか。

映画「アバター」オフィシャルサイト

IMAX アイマックス:109シネマズ

『アバター』3D全方式完全制覇レビュー:It's a ...:So-net blog

・IMAX3D上映の4館が近くにある方

IMAX3Dがおすすめです。近くにあるのに見に行かない手はありません。多少遠方でも、完璧な3D映像が見たいという方は行く価値は十分あると思います。ただし立体感優先なら真ん中やや後方、良席確保が絶対条件です。早めに計画を立てましょう。

IMAX3D>RealD>Dolby3D>XpanD

というレビューを信じて、IMAX3Dを探し出して、見てきた。
どうしても、理想的な3D映像を楽しむという体験をしてみたかった。
感想ですが。たしかに、TOHOシネマの3D方式よりもメガネが軽かったし、見ていて、楽でした。
TOHOシネマのメガネは大きくて、重かったのですよ。
でも、109シネマではそんなことありませんでした。
それと、TOHOのほうは、なんとなく、「飛び出せ立体メガネ」というか、妙に、映像が七色に見えるときがあったのですけど、
IMAXだと、自然に映像が立体映像になっているような気がしました。
まあ、上記のレビューが強烈だったので、バイアスがかかっているということはあるかもしれません。
木曜日の昼の時間帯だというのに、ほぼ満席の状態で、僕が座ることができたシートは真ん中の行の右端のほうでした。
身動きがとれないところです。
でも、苦にはなりませんでした。

wikipedia:アバター (映画)

Avatar (Score)

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あらすじ

アメリカ海兵隊に所属していたジェイク・サリーは業務の遂行の最中両足を負傷し、歩行困難になる。軍人として働くことができなくなる。そんな彼にRDAという地球外惑星の民間開発会社からスカウトが来る。
リクルートの理由は、ジェイクの兄にあった。兄が死亡したために、代役として血のつながりのある弟のジェイクが業務上どうしても必要とされていた。
ジェイクは、RDAが入植・開発をしているパンドラという惑星に冷凍保存の技術を受けて、6年間かけて移動。兄に代わって、パンドラでの業務に着任することになった。
RDAは、パンドラという惑星でしか手に入らない鉱物を狙って、鉱山の開発事業に着手していた。しかし開発を進める上でパンドラの先住民であるナビというエイリアンが桎梏になっていた。
彼らが、鉱山開発を進めていく上で、様々な妨害を働いていたからである。
 RDAの基地本部に到着したジェイクは自分の任務を知る。RDAは、人間の遺伝子と、ナビの遺伝子をかけあわせて新種の制御生物「アバター」を開発していた。「アバター」を人間の脳を結びつける
装置を使う(リンクする。)ことで、人間が「アバター」を操縦できるというものだった。パンドラという惑星は、人間の生身の体にとって生存が困難な環境だったからである。
ジェイクの任務は、この「アバター」をコントロールして、パンドラの生態系や、ナビという種族の性質について、RDAの雇われ科学者グレースの下で調査することを補助することだった。
その「アバター」は今はなき、彼の兄の遺伝子が開発に使われていたのだ。
パンドラという星の生態環境、およびナビについての理解を進めて、人間とナビの融和路線を進め、もってRDAの事業をスムーズに進めようということがグレースやRDAの最高経営者であるパーカーの目論見と
一致していたからである。
 グレースは、自分の調査の補助を担当するスタッフとして理工系の博士課程がある人材を求めていたが、その人事希望をいれられなかったことで、いらだつ。彼女は、しぶしぶ海兵隊上がりのジェイクを
スタッフとして受け入れることになった。
 ジェイクはRDAの実験室にて、「アバター」との「リンク」を始めて経験する。人間であるときは、不自由で動かなかった足が、「アバター」であるときは、何の苦もなく自由に動く。
 現実世界での無力さから一時、解放されたような思いで、ジェイクは爽快感に満ちながら、パンドラのフィールドを全力で駆け抜けた。人間であるがゆえの不自由さはもはやない。
酸素の欠乏に陥って、気を失うこともない。彼は、不可不思議な体験に酔いしれる。
 グレースからの露骨な不信感を受けながら、彼女たちは「アバター」に「リンク」。ジェイクたちはパンドラの森林にて調査を開始。
 グレースたちがパンドラの植物のサンプルを調査している最中、ジェイクは森の中の猛獣に遭遇する。襲いかかる猛獣から逃げるために、ジェイクはグレースと離れ離れになってしまう。
危険な森林の真っ只中で、ジェイクは何度も生死をさまよう。そしてあわや、深夜に再び猛獣に、食い殺されそうになったとき、ナビの皇女的存在であるネイティリによって救出された。
ネイティリはかつて、グレースが先頭にたって進めた宥和政策の影響を受けていた。彼女は英語を話すこともできたし、人間という種族が何者であり、ナビにとってどういう存在なのかも理解していた。
一度は、パンドラの森の平和を乱したジェイクに殺意さえ抱くが、ジェイクのもつなにかにひかれ、思いとどまる。ジェイクはジェイクでRDAの中での自分の居場所を探すのに必死になっているところだった。
これをチャンスとばかりに、ジェイクはネイティリに対して、自分の教育を依頼する。ジェイクが、ナビに受け入れてもらえるための教育を。
 いやがるネイティリは、彼をもてあましながらも、結局、自分たちの部族が暮らしている集落に彼を連れて行くことになった。自分たちの星の資源を狙って、様々な妨害や嫌がらせを仕掛けてくるRDAに対する
敵意、人間に対する敵意はその部落にいるすべてのナビが共有していた。当然のごとく、ジェイクは、部落の首長を務めるネイティリの父(エイチュカン)、母(モアト)や彼女の婚約者ツーテイ、そしてすべての
ナビ族からの憎しみを受ける。
 またもや、生存の危機にさらされたジェイクはここで大芝居を打つ。自分はかつて戦いを愛する「戦士」であったことであり、ナビに対して、敬意を持っているということを全身全霊でもって伝えた。
戦闘能力をもって、己の誇りとしているツーティが彼の訴えに応えた。そして、ネイティリの父母も、ツーティに同調するようになる。
 ジェイクはナビに受け入れてもらえるチャンスをつかんだ。ネイティリによる教育を経て、ナビの成人として迎え入れられるようになったら、ジェイクはナビの一員となれるという約束を取り付けた。

パンドラの鉱物資源をめぐって、深刻な対立関係にあるナビとRDAの間で、ジェイクは絶好のポジションを手に入れた。
度重なる失敗を経てもなお、ナビとの融和路線を継続し、パンドラの生態系についての学術的研究を深めていきたいグレースは、ナビとのパイプを切り開いたジェイクを一転して重宝しだす。
一方、もう1人の人物がジェイクに接近するようになる。それは、RDAの軍事部門の責任者を務めるクオリッチだった。かつての海兵隊としてのジェイクの履歴にも注目していた彼は、理想論を振りかざすグレースたち科学者集団に対する反発も手伝い、ジェイクに自分の隠れスタッフになるように説得する。そして、ナビという種族をRDAが軍事攻略をする場合に必要になる内部情報を自分に横流しするように依頼する。その交換条件として、ジェイクのキャリアを阻害している足の完全な治療を約束した。
ジェイクはクオリッチの話に乗った。
 以後、ジェイクはネイティリからの懇切丁寧な訓練や、言語教育を受けて、ナビの流儀を習得していく過程では、グレースと行動をともにし、一方で、クオリッチやパーカーに対してはナビに関する重要な軍事的
情報の横流しをするという微妙な綱渡りをすることになる。
 グレースの一派もクオリッチがジェイクに対して政治工作していることを見抜く。自分の立場が、パーカーやクオリッチをはじめとするRDAの強硬派に快く思われていないことも百も承知だった。
ナビやパンドラについての自分の研究プロジェクトが阻害されないように、グレースは自分たちとRDAの間に少しでも距離を置いておくために、パンドラの奥深くの秘境に、「アバター」のリンク装置を
運ぶ。そしてそこを拠点として、ナビの部族との相互理解を推し進めた。トゥルーディやノームといったメンバーも彼女の動きを支援した。
 そんな中、ジェイクはナビの構成員として認められるべく、ネイティリの真心がこもりながらも、厳しいトレーニングに懸命に耐える。そして地上や空中を動き回るための動物のならし方や、弓矢による獲物のしとめ方、その葬り方など、生存環境との調和を尊重するナビ独自の世界観の習得とともに、どんどん吸収していくことになる。グレース率いる調査団とナビの集落との交流も活発になった。
 ネイティリをはじめとするナビからの信頼を勝ち取っていく中で、ジェイクの中に心理的な葛藤が起きる。RDAでの自分の居場所を確保することが主目的だったはずなのに、彼の中で、優先順位が揺らぎだした。
利用しているに過ぎないはずだったナビと自分の関係に疑問を持ち始めることになる。彼の葛藤は、自分をナビの構成員にすべく、懸命に訓練を施してくれたネイティリに対する愛情が生まれるにつれて、ますます深刻な様相を
呈するようになった。
 一方、クオリッチとパーカーの陣営では、ナビの軍事攻略のための諜報活動を完了させ、いつでも軍事侵攻ができる準備が整う。クオリッチは、ジェイクに対して、彼の諜報員としての任務が終わったことを告げる。
彼の足の治療の約束の履行も申し入れした。しかし、不信感を抱きながらも、自分を受け入れてきたナビへの義理の感情を抑えきれなくなっていたジェイクは、クオリッチの退去命令をやんわりと拒否する。自分が、ナビの正式な構成員になることで、RDAとナビの間の平和的な共存関係を構築していく仕事をさせてくれるように申し入れる。ジェイクはクオリッチから了承を取り付けた。

ジェイクは、ついにナビから構成員として受け入れられる儀式に参加することを許された。
ジェイクはナビの正式な構成員「メティオカヤ」として認められる。

自分の使命を果たしたネイティリとジェイクは、この記念すべき日を祝うべく二人きりになる。
ネイティリは、「メティオカヤ」の称号を手にしたナビは配偶者を娶ることができるようになることを、ジェイクに告げる。
そして、彼にふさわしいパートナーになりうるナビをリストアップした。
ジェイクは、それ以上のリストアップを拒否する。もはや、ジェイクがパートナーとして選ぶべき相手が誰なのかははっきりと決まっていた。
クオリッチから帯びている政治的な任務とのジレンマに苦しみながらもついに彼はネイティリに、自分の彼女への気持ちを告げる。
パンドラの森が、その不思議な生命力で光に包まれる中、ジェイクとネイティリはついに、男女の契りを結ぶことになる。

二人が結ばれた夜が明けた朝、RDAはナビへの軍事作戦を開始した。
二人が、眠っていた森の真っ只中に、クオリッチ率いるRDAの傭兵軍団が、ブルドーザーや戦闘ロボットを伴って侵攻していく。ネイティリは、まだ「リンク」されていないジェイクの「アバター」を必死で
戦闘から守ろうとする。「リンク」したジェイクは、無我夢中でRDAの軍隊の侵攻を邪魔しようとする。
RDAのメカのカメラが、ジェイクの「アバター」を認識する。それをみたクオリッチは、ジェイクが正真正銘、自分を、そしてRDAを裏切ったことを確信する。クオリッチは、ジェイクとグレースの「アバター」の
「リンク」を断ち切る。
RDAは難なく、ナビの重要拠点を破壊することに成功した。RDAとナビの対立関係は最悪の状態になる。
アバター」の「リンク」から帰還したジェイクとグレースは、パーカーとクオリッチが推し進める対ナビ強硬路線に対して、猛然と抗議する。グレースはナビがあがめるパンドラの生態系の科学的意義について
パーカーに必死に説明する。ナビが守り神としてあがめているエイワには人間の知性の研究を進めていく上で画期的な実験事実を示していることも、理路整然とまくしたてた。彼がそれを受け入れることはなかった。グレースは単なる狂人のカテゴリーに入れられてしまう。RDAの鉱物資源開発事業が収益を生むことを期待して、RDAに出資をしている株主への責任を早期に果たすためにも、彼は軍事的手段でもって
ナビを屈服させ、開発事業を進捗させるべきだという立場を変えようとしない。そこへジェイクがギリギリの最終提案を試みた。
 
 自分とグレースを再び「アバター」に「リンク」させて、ナビに対して、平和裏にRDAの提案を受け入れ、鉱山開発事業に協力するよう説得するために彼らのもとへ派遣すること。
 
パーカーは、彼らの派遣から1時間経過後、本格的な軍事掃討作戦を再開することを条件に、彼の提案を呑んだ。

ジェイクとグレースは残されたわずかな時間を頼みの綱にして、再びナビとの交渉の場に登場した。

ネイティリとその両親であるマオト、エイチュカン、ツーデは、二人への不信感をもはや隠そうとはしない。
そんな最悪の状況の中、ジェイクはナビがRDAの要求を承認するように、説得する必要に迫られた。
そして、その交渉の最中、とうとうジェイクは、自分がRDAからの命令でナビの一族に潜入したことを告白する。
そして、それはネイティリへのジェイクの懸命な愛情が、結果として、残酷な形で裏切られたことを意味していた。
ネイティリのジェイクへのかかわりが、結果的に、ナビに敵対する集団への情報提供に成り果てていたことが、白日のもとにさらされる。
ネイティリは、ジェイクへその抑えきれない怒りと悲しみをぶつける。
そして、ネイティリが、そんなジェイクと契りを結んでいたことが発覚するに及んで、とうとうナビとジェイク・グレースの交渉は完全に決裂した。
ナビは、ジェイクとグレースを軟禁してしまい、RDAとの平和的な共存の道を断った。

パーカーと約束していたタイムリミットの1時間が無常にも経過する。
予告どおり、パーカーとクオリッチは、再び、軍事侵攻作戦を開始した。
最新の機械兵器で武装しているRDAの軍隊に対し、原始的な武器しかもっていないナビは絶望的な戦いを強いられる。
その激しい焦土作戦の最中、ネイティリの父エイチュカンは戦死する。

追い詰められたネイティリの母マオトは、涙ながらに、自ら軟禁していたジェイクとグレースを解放する。そして泣きながら自分が率いる部族を救済してくれるように
頼み込む。

マオトの願いもむなしく、パンドラの一部地域は完全にRDAの制圧下におかれることになった。
ナビとの外交交渉の可能性を見切ったパーカーは、ナビとの平和共存を主張する一部スタッフの抵抗を振り切り、再び、ジェイクとグレースの「アバター」の「リンク」を切断した。
ジェイクとグレースはRDA内で監禁されることになった。

ここで事態は新しい展開を迎える。
ジェイクとグレースが、ナビとの相互理解を深めるプロジェクトを進行させていたときに、ともに行動をしていたトルゥーディとノームがRDAの監視体制をかく乱して、
4人でRDAの基地から脱出することに成功する。しかし、脱出する最中、グレースはクオリッチの銃弾に倒れ、重傷を負う。

ジェイクはRDAの軍事作戦から落ち延びたナビたちがいるところへ向かう。
そして、自分が、人類側を裏切ってまで、ナビの立場に立つことを誓い、グレースをナビの守り神であるエイワの力で治療してくれるように依頼する。
マオトやナビはジェイクの懇願を受け入れたが、彼らの必死の行動もむなしく、傷が深かったグレースは、自らの魂がエイワの中の一部になっていくことを体感しながら絶命する。

ジェイクはRDAの基地での自分たちとの内通者からの情報を頼りに、RDAの動向を察知しながら、ノームやトゥルーディと相談、今後の出方を協議する。出した結論は、RDAとの全面戦争だった。
ジェイクは、ナビの部族の中でも、飼いならして自らの翼とすることが難しいトルークという怪鳥を従え、自らをナビの伝説の戦士であるかのような装飾を施し、カリスマの役を引き受ける。
RDAのパンドラでの行動は不当なものであり、自らは、ナビのために全力でRDAに立ち向かうということ。そしてRDAとの全面戦争において勝利を得るために、パンドラの全ナビ一族が連合する必要が
あることを全部族に訴えかけた。ネイティリ、ツーデ、マオトをはじめとするナビは彼の決意に賛意を表した。

 パンドラのナビ連合軍を編成したジェイクたちは、RDAのクオリッチが率いる傭兵軍団を迎え撃つ。
空軍に対抗するためにナビが飼いならしている怪鳥イクランの群れを動員して、戦闘機を打ち落とす。巨大なプロペラやエンジンに異物を投げ込んで、自爆に追い込む。
地上においては、野生動物の群れを解き放って、地上部隊をかく乱させる。そこへ、弓矢をもったナビの部隊が総攻撃をしかけて、兵士たちを射殺していく。RDAから脱出するときに使用したヘリコプターは
そのままトゥルーディが操縦して、空中戦を援護した。亡きグレースのアバターはノームが「リンク」。ヘリコプターに常置されていたマシンガンをありったけ打ちまくる。
ジェイクは装備でおとるナビの連合軍が、RDAに対抗するためのありとあらゆる手段をナビに伝授して、RDAの空軍部隊、地上部隊を壊滅状態に追いやっていく。激闘の最中、ノームやトゥルーディが戦死。
かつてのネイティリの婚約者であったツーデもまたRDAが、ダイナマイトでパンドラの森を焼き尽くそうとするのを阻止するために、盾となって戦死。

 圧倒的に物量・装備の上でRDAに不利だったナビに、徹底的に合理的な軍事戦略を仕込むことで、ジェイクはとうとうクオリッチの傭兵軍団を蹴散らした。
しかし、優秀な軍人であるクオリッチは自らを裏切ってナビに走ったジェイクへの怒りにより、執念の力で生き残る。途中、パンドラの野生動物を乗りこなしたネイティリの攻撃にあうも、
その攻撃も難なく、突破してしまう。
超人的なしぶとさで、ジェイクの「本体」が「安置」されているブースを見つけ出す。ジェイクの必死の抵抗を見事に払いのけ、ジェイク「本体」の生命維持環境装置を破壊する。
 クオリッチへの一度目の攻撃が失敗して、身動きがとれなくなっていたネイティリは、ジェイクの生命が脅かされるその瞬間にクオリッチへの再度の攻撃を試みる。自分のもっとも得意とする弓矢を
引き絞り、クオリッチを串刺しにすることに成功する。ジェイクの殺害まであと一歩まで迫ったクオリッチは、ネイティリによってとどめを刺される。

 ネイティリは、ジェイクの「アバター」に異変が起きていることを察知。自分たちのそばにあった「アバター」のブースを見つけ出して、ジェイクの「本体」、生身のジェイクを見つける。
生身のジェイクは、酸素ボンベなしでは、パンドラで生存することはできない。ジェイクは不自由な足のために、ブースの中の酸素ボンベに手が届かない。
彼は酸欠のために、気を失う。ネイティリは、倒れている彼のもとへ駆け込む。間一髪でネイティリが差し出した酸素ボンベによってジェイクは蘇生する。

 ネイティリは、あるがままのジェイクとはじめて向き合う。
 
 すべての戦闘は終結し、二人はお互いを堅く抱きしめあう。

 ナビのコミュニケーションにおいてもっとも重要とされるメッセージ

  I see you

といいながら。

 RDAの軍事能力を壊滅させたナビはそのままRDAの基地も制圧するにいたる。そしてRDAの中で雇用されていたすべての「人類」を「地球」に強制送還させた。こうして彼は惑星パンドラを、そしてパンドラを
愛するナビのすべてを守ることに成功する。
 彼は、RDAとの全面戦争を目的としたカリスマの仮面を自ら剥ぎ取る。
 そして、基地の中で人間の姿をして最期の動画記録を残すことになった。
 その動画記録の中で、彼は自分が「人間」であることをやめ、「ナビ」とともにいきる決意を言い残す。

 彼は人間である自分の体と、自分の「アバター」を、ナビの守り神であるエイワを通じて結びつける。
 そして、ナビがエイワにささげる祈りの中で、自らの魂を「アバター」に転移させる。

終幕

Walking through a dream, I see you
My light and darkness breathing hope of new life
Now I live through you and you through me, enchanted
I pray in my heart that this dream never ends

夢の中を通り抜け、私は君を見る。
新しい命への希望を生み出す私の光と暗闇
今、私は、君を通して生きている。そして君は私を通して夢見心地に。
私は、この夢から決してさめることがありませんようにと、心から祈る。

I see me through your eyes
Breathing new life, flying high
Your love shines the way into paradise
So I offer my life as a sacrifice
I live through your love

私は、君の瞳を通じて私を見る。
新しい息吹を感じる。そして高く舞い上がる
君の愛は、楽園への道を照らし出す
だから私は、私の生命を犠牲としてささげる
私は、君の愛を通じて生きる

You teach me how to see all thats beautiful
My senses touch your world I never pictured
Now I give my hope to you, I surrender
I pray in my heart that this world never ends

君は、私にどうやって美しいものをみるのかを教えてくれる
私の感覚は、いままで思ってもみなかった君の世界に触れる
今、私は、君に,一度はあきらめてしまった私の希望を差し出す。
この世界が決して終わることがありませんようにと。私は心から祈る。

I see me through your eyes
Breathing new life, flying high
Your love shines the way into paradise
So I offer my life
I offer my love for you

私は君の瞳を通じて、私をみる
新しい息吹を感じて、空高く舞い上がる
君の愛は、楽園への道を照らし出す。
だから私は私の命を差し出す。
私は君に、私の愛を差し出す。

And my heart was never open
And my spirit never free
To the world that you have shown me
But my eyes could not envision
All the colours of love and of life evermore,
Evermore

私の心は、決して開かれることがありませんでした。
そして、私の精神は、自由になることがありませんでした。
君が私に見せてくれた世界よ
しかし、私の目は思いもよらなかった。
あらゆる彩りの愛と生命 いつだって いつだって

I see me through your eyes
Breathing new life, flying high
Your love shines the way into paradise
So I offer my life as a sacrifice
I live through your love
I live through your love

私は君の瞳を通じて私を見る
新しい息吹を感じて、空高く舞い上がる
君の愛は楽園への道を照らす
だから私は、自らの生命をささげ物にする。
私は君の愛を通じて生きる。
私は君の愛を通じて生きる。

I see you
I see you

私は君を見つめる
私は君を見つめる

(駄訳です。ちょっと病的になるとこんなこともしてみたくなる。)

ここまで書いて書いて、かなりヘトヘトになりました。
ふう。

小説のテーマとは何か?

テーマとは何か?

 テーマとは、一体何でしょうか?
 まず、この疑問に対して、明確な答えを出しましょう。

 テーマとは、作品の主人公の貫徹行動が、暗黙の中に訴える倫理的、社会的な意味です。

 「ストーリーの作り方のヒント」でも紹介しましたが、
 主人公は自分の目的達成のために、それを妨害する「敵」の勢力と戦います。
 この「敵」は主人公から見れば「悪」ということになります。
 この「悪」の行動原理に対する「善」の概念。

 テーマとは主人公が何のために、何を愛して戦うのか、その愛の形を意味します。

このページにはライトノベルの作り方とありましたわ。
そうですか。そうですか。
だから、なんだかいやにフォーカスした言葉の定義を上げているのだなと思いましたよ。
いえ、どうしてこのテーマという言葉が気になったかというと、きっかけはこの映画「AVATAR」のサウンドトラックを聞いていたときです。

このサウンドトラックはラストの曲はこの映画のテーマソングといってもいいかと思われる「I see you」で終わっているわけですけど、
実はこの曲の「サビ」が登場するのはこのラストの曲目だけではないのですね。
最初からずっと、この「サビ」は登場しているということに、気がつきまして。いえ、映画を作るときの常套手段なのだろうとは思いますけど。
でも、よくよく考えたら、「主題」って何ですか?
とか、「テーマ」って何ですか?
ということをずばりと説明しようとすると、言葉に困ることが多かったなと、そんなことを思ったのです。
ああ、この映画は「テーマ」がしっかりしているのだなと。

この映画の主人公は、ジェイクとネイティリでしょうね。
貫徹行動→RDAとトコトン戦う。
倫理的・社会的な意味は一体何か?→うーむ。なぞや。

なんだか、こんな風に、定義を決めて、どうのこうのとやると、どうも酒がまずくなってくるような気がしてきました。

wikipedia:タイタニック (1997年の映画)

おお、懐かしい。私がまだ愛くるしい(笑)大学生をやっていたときに公開されていた映画ですね。
ええ、はっきり覚えていますとも、私はこの映画を「1人」でみにいったのですよ。
そうまわりはカップルだらけだったことを覚えています。
あの時は、病んでいたな。
今は、あの時よりも健康になっているかな。
カップルだらけなのを、ひがんでいる部分とか、そんなこともあったなあって、思い返すとあります。そんな幼い過去がとてもはずかしいです。
あれから、それなりに、色々な事例にあいまして。ああやって、例えば映画館の前で中むつまじく並んでいるカップルにだって、一歩、虚飾をはずすとそりゃもう悲惨な
ことがテンコモリであることが珍しくないということも知り。
「あのブドウはスッパイ」ではないですけれど、人には色々な人生というものがあるのだと勝手に納得している次第です。
そして、このAVATARも、「1人」で見に行くことになってしまいました。
学生のときの「1人」よりも重みもあるような気もしないではないです。
でも、今は、「1人」で見て、楽しんでいる自分も受け入れようと思っています。
そういう自分を許せていると思います。
だから、昔よりは自由に生きているのかなって思います。

「イイタイコト」を簡潔に表現するということも、時と場所によってはとても重要であることはよくわかります。
でも、もっと深い深いレベルで、自分の心の中で叫んでいそうな何かを捕まえようと思ったら、ある程度、字数というのは大事なのかもしれません。
だとしたら、短歌だとか、俳句だとか、そういうものはどうなるのですかという話ですが。
そういえば、「坂の上の雲」のドラマに登場している正岡子規の俳句。あれは、最近、聞いていて、いい歌だなと思いました。
ちょっと、短い歌のほうはおいておきまして。字数を稼いで、自分の中の気持ちをはっきりさせていくというアプローチを考えてみたくなりました。
私は、多少くどい状態であっても、こうやって、しつこく、しつこくAVATARのあらすじを書き連ねているとき、自分はこの映画のどんなところに吸い込まれて
これを書いているのだろうかということがジワジワと見えてくるような気がしました。
こういうプロセスを通過しないで、通りイッペントウに、あらすじを書いてしまっていたら、ここまで焦点がはっきりするということはなかったのではないかと思います。
え?
何が、「書いて、伝えたいこと」になったのかって?
そうそう、それを書かないで、議論を進めてもだめです。

あらすじを書いていて、「やった、とうとうこの場面のあらすじを書くことができる!」って、いままの苦労が報われたような気持ちになるくだりってのはあるのですよ。
これは、体験してみてわかりました。
そうか。本を書く人にも、こういう山登りでいうピークみたいなものがあるのかなって、そんなことを考えました。
私にとって、このピークにあたるのは、ラストで、ジェイクがナビの連合軍を編成して、RDAとの戦争に勝利するところと、
人間の姿でいるジェイクと、ナビのままのネイティリが、I See Youといって、抱き合うシーンなのだろうと思いました。
CGバリバリ。戦争のドンパチバリバリ。そういう映画だけど。
根本にあるようなものは、1対1みたいな。
そういうものを強く歌い上げてくれたことが、自分にとって、何か、勇気をもらったようなそんな気持ちになれたのかもしれません。
だから、ラストまで「あらすじ」を再現してみて思ったのは、このラストのI See Youのシーンにすべてがつながるように、記述ができていたらいいなとか。
ラスト・シーンのクライマックスの高まりが、文章表現で、その一端が伝わったらいいなとか。
そんな考えが頭をポンポンと通り過ぎていきました。
そして、通り過ぎる何かを捕まえることができたように思います。
そう、そして、ああ、そうか。自分は、この映画のこういうシーンが、一番、「書きたい」ことにつながったんだなって、自分の中で、しっかりと納得できたとき。
とてもとてもうれしかったのです。
そう、私の今の気持ちはとてもうれしい。だからそういう気持ちになることができた。そういう心持をもつことができたということをここに記録しておきたくなった。
ほうっておいたら、忘れてしまうなにかを、とにもかくにも刻み込みたいような、そんな状態にいまなっています。
思ったより、書く量が多くて、深夜になってしまい、ナチュラル・ハイの状態になっている部分もありますが。
いや。かけねなしに、いまの気持ちはうれしいですよ。
これで、一休みの睡眠をいれて、朝起きてみたときに、どうなっているのかしらと、そんなことも考えます。
「あ、おれ、なんで、こんなにばかなことやったんだろ」とか、しらふになって、後悔するのかしら。
いえいえ。そんなことはさせませんことよ。
フォフォフォフォフォフォフォフォ。

あの時よりも、幸せになってみたいなって思えていると。

そんな気がするのです。

別に周りを蹴落としたいとか。

競争に勝ちたいとか。

そういうドロドロしたものとは、ちょっとかけ離れた部分で。

そういう気持ちを背中から、そっと押してもらっているような気がするのです。




追記

さて、偶然にもエンターテインメントの最先端の一翼を担っているのではないかと思われる会社が、面白いプレゼンをうっていました。
Apple - QuickTime - Apple Special Event January 2010

うーむ。ジャパネット高田の営業と、ジョブズのプレゼンにはどういう違いがあるのだろうと思います。
ジャパネットは、お茶の間のすべての人が見ている。
ジョブズのプレゼンは、プロの人たちだけが見ている。
この違いなのか?
それだけなのかな?
私、結構、Appleのことはさめた目で見るようにしているのですけど。でもやっぱりジョブズのプレゼンって、面白い。
英語の勉強、リスニングの勉強にもなるからと思い、聴いていますけど。