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東京大学物理

物理の点の伸び方は、「霧の中での山登り」に例えることができると思います。
暗記要素の強い科目では、暗記量に比例して見通しよく、なめらかに点が伸びていきます。
一方、数学や物理では、一つの分野の演習がある一定の量に達するまでは、点がなかなか伸びず、焦ったり、諦めかけたりしがちです。
しかし、類題演習を粘り強く行っていくと、ある時から急に霧が晴れたように「この分野はこれでいけるぞ!!」と見晴らしが良くなって、その後その分野は毎回満点、という鉄板分野に仕上がっていくのです。
もちろん、分野によっては少し類題を解いただけで「霧が晴れる」分野もあります。一方、何題やってもなかなか「霧が晴れてこない」分野もあります。
大切なことは、霧が晴れるまでなかなか成績が伸びが見えてこないときにも、勉強への情熱を燃やし続けることです。

今は見えてはいませんが、足を止めない限り、着実に、皆さんの高度は上がりつつあります。
そして、もうすぐ、霧は晴れ、それまでの疲れも吹っ飛ぶ、爽快な、晴れ渡る景色が見えてくることでしょう。


大学の物理にもスムーズにつながる!紋次郎さん|究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる

私は現在48歳の社会人です。5.6年前に田原先生の講座をフルセットで購入しました。ご丁寧なメールもいただきましたが、講座の方は残念ながら仕事が忙しく、全て目を通せなかったので、昨年再び応用セットをを購入することにしました。


学習能力が低いため、再び同じような状況になっていますので、更新のため、私のつたない受講動機などを書き綴ってみたいと思います。


私は大学は物理学科を出てそのあと8年ほど高校で教員をしていました。
その時は物理と数学を教えていて、座右の書は、業界で有名な故坂間先生と山本先生の必修物理→新物理入門でした。


生徒の質問の答えに窮すると新物理入門を見て、一生懸命答えを考えていました。高校生相手の参考書なのにごまかしのない記述は感動的でした。


その後、教員をやめて民間へ転出し、あるとき何気に書店で田原先生の著書を手に取り、なにかとてもなつかしいにおいがしました。


新物理入門と同じく教科書の枠にとらわれず、本質を伝えようとする情熱と、経験と努力に裏打ちされた工夫が感じられる伝え方に興味をもって、早速買って読み、その後ネットでここを見つけ、講座を購入しました。


今再び応用編を少しだけやり直してみて、繰り返し衝突のグラフを使った視覚的な解法など、市販の参考書にはない斬新な教え方に、遠い昔ですが、自分が受験生のときこういうものが身近にあれば、ずいぶん救われた人がいただろううなぁと感心することしきりです。


たぶん血のにじむような研究と努力があったのではないかと勝手に推察しております。微積を使わずに物理を学ぼうとすると、どうしてもごまかしがでてきて、教える側も教わる側も多少のもどかしさを感じるものですが、ここにはそれがなく、すっきりと説明され、大学での物理にもスムーズにつながると思います。


学生時代、高校の物理の呪縛から逃れられずにいる同級生も目にしました。素直に微積分を導入すれば、つながりもスムーズになるのにと今更ながら思います。


いい歳をした大人ですが、これからも物理とはかかわっていきたいと思っております。田原先生には、林先生のようにガンガン活躍され、受験物理の世界に名前をとどろかせてほしいと思っております。陰ながら応援しています。駄文失礼いたしました

そこで、まず、問題演習の目的を考えたいと思います。

それは、

「試験本番で、初めて見る問題を解けるようになること」

です。

そのために、どんなことができるようになっていればよいのでしょうか?

僕は、


1)一般的な解法原理を理解する。
2)解法原理に沿って解けることを、数題の練習で確認する。

という手順で勉強するのが最も効率的だと思います。

力学を例にとると、

1)運動方程式から四方八方に伸びる法則体系を使って、
  どんな問題でも解けることを理解する。

2)解法体系を参照しながら、問題を解く。

という感じになります。


重要なのは、個々の問題の解法ではなく、それらを包括する解法体系を身につけることです。


初めて見る問題であっても、一般的な解法体系で解けるという確信があるからこそ、何度も解いたことのある問題と同じように鉛筆をすらすらと動かして解くことができるのです。

1)と2)の習得を目指して問題演習をすると、

「後は<同じ>だから、やらなくても大丈夫」

という感覚が生まれてきます。

表面的な違いがあっても、結局は<同じ>であることが、体得できた瞬間です。

この感覚が生まれれば、問題演習を終わりにしても大丈夫です。

はじめて見る問題でも、結局は<同じ>であることを見抜き、すらすら解けるようになっているはずです。

数学や物理の問題をすらすら解けるためには、

問題を解けるような「思考回路」を頭の中に作る必要があります。

この思考回路を作っていくためには、

「アウトプットされたもの=解答」

を見て考えるだけでは不十分です。

それは、なぜでしょうか?


問題を解いた人は、いくつかの解法が頭に浮かんで、しばし考えた後、解答を書いたのではないかと思います。

これは、解答用紙には出てきませんが、問題を自力で解けるようになるためには、とても重要なプロセスです。

解答には書いていない部分=選ばなかった選択肢

これに着目することで、

「どうして解答のやり方を選んだのか」

を考えられるようになるのです。


生徒に、自力で問題を解けるようにすることができる教師は、解答を書き始める前に、自分が頭の中でやっているプロセスを示します。


この部分の重要性を説き、常に全体像と、目の前の問題との関係性を意識させて、体系の中で部分を位置づけながら、自分の思考体系を相手に伝えていきます。


伝え方には、いろんな方法があります。

直接、教える場合もあれば、生徒が自分で発見できるようにデザインする場合もあります。

しかし、それは、手段の違いであって、相手に獲得して欲しいものは、共通しているのではないかと思います。


高校生のときの僕は、理系の勉強法がよく分かっていませんでした。

ようやく成績上昇の糸口がつかめたのは、浪人生の秋でした。

プロ家庭教師が教える医学部受験に役立つ学習法 物理の勉強法

物理が一般的に敷居が高く難しい科目であるといわれている原因は一体どこにあるのでしょうか。その答えは入試物理が持つ宿命に帰着されます。大学入試物理はただ入試問題を解くという目的にすら、(数学以上に)原理(定義や法則)に立ち返った本質的な理解が必須となるからです。そこに一点の曇りすらあってはならず、さもなくば自力での解答は不可能であるばかりか解答解説を読んでも何が行われているかさっぱり理解できないでしょう。
しかし、初修の段階から原理を完全に習得しながら学習を進めていくことなど常人には不可能です。
そこでいわゆる【公式物理】の出番です。初めは覚えたての公式をそのまま当てはめるだけの単純な単答問題をこなしていき、その中で物理の表面にちょこっと触れてみます。
そして次は物理現象を正確に図示し、それにしたがって式を立てる訓練を徹底的に行います。この段階が物理の学習の根幹を為すので(90%以上)、継続的に努力していきましょう。その手順については実にシンプルです。ただ入試の標準レベル以上の問題をひたすら解いていくだけです。初めのうちは解けなくても全く問題はなく、むしろ【解けては困る】のです。
理解出来ているようで理解出来ていない事項(いわゆる基本事項の穴)は、【問題を解けなかった】という体験により初めて明らかになり、改善する機会が得られます(指導者が身近にいると必ず指摘してもらえますし、さらに効率的です)。
この【穴の発見】⇒【修正】というサイクルを問題演習を通して繰り返していくことにより、徐々に物理現象について核心に近づくことができ、そのうち標準レベルの入試問題では全く取りこぼさなくなります。
そして入試問題も大方解けるようになった頃に、物理の公式や法則の成り立ちといった本質的な部分についてハイレベル参考書【物理入門や理論物理の道標など】を用いて学習していきます。おそらくすんなりと理解でき、物理の核心的部分を一気に手中に収めることができるでしょう。ここまでくれば東大京大の模試や本番入試レベルの問題にも難なく対応できます。
以上が物理の学習の学習手順のモデルケースとなりますが、順調に進めていくのは独学ではなかなか難しいのも事実です。全くの初修段階から学習を開始する場合は家庭教師をつけ、もう少し学習が進んでいる方は予備校を利用するのが無難かもしれません。

大原則1:問題の状況・設定を自力で正確に図示・数式化出来るようにすることが物理の学習における最重要課題である

※物理の学習に関しては、とにかく積極的に手を動かし問題の状況(条件)・設定を明確に図示・数式化することこそが最も力を注ぐべきポイントとなります。例えば力学を例に挙げると、物体別に及ぼされている全ての力を向きも含めて正確に図示するといった作業ですね。この図を自分で描く作業を積み重ねる事無く学力を伸ばすことなど不可能であり、解答解説を眺めて表面的に理解するだけでは、全く意味がありません。
しかしこの「問題設定の図示」という作業は単純に見えて非常に奥深く難しいものです。学習の初期段階では、いざ書いてみると本当に書けません。きちんと書けたつもりでも数か所見落としや不備が見つかるものです。そのような場合は解答にて正解の図を参照して、図示し損ねた箇所を正しく補正し、知識の不備についても理解・納得のうえで正さねばなりません。

★大原則2:問題の設定を正確に図示・数式化出来さえすれば、後はそれを方程式として解くだけの作業である

※立式した方程式の解き方については多少の訓練は必要ですが、前述の「図示・数式化」の段階がきちんと乗り越えられれば、かなり低いハードルであり、楽にマスター出来ます。
多くの受験生はこの【立式した方程式の解き方】を理解し覚えることこそが物理の学習の最重要項目であると考えているようですが、これは現在の学習指導要領の大きな弊害のひとつであり、大きな勘違いです。物理の学習の最重要項目は上記大原則1の通り【問題の状況・設定の正確な図示】をマスターすることにあります。
この点をしっかり把握していないと、いくら問題を解いても初見の問題(模試や入試問題)に対応できないという負の連鎖に必ず苦しむことになるので注意してください。
ともかく、物理の学習は【お絵描き】から始まるのです。学習の取っ掛かりとして公式を覚えて乗り切ろうとすること自体は悪いことではなく、むしろ私も賛成なのですが、そういった場合でも必ず図を用いた視覚的理解を補助的に用いていくことを忘れないようにしてください。

これは何度も言いつくされていることですが、解ける問題から取り組もう、ということです。

殊、物理に関しては、特に注意が必要です。

なぜなら、計算量が比較的複雑で多く、ハマる危険度NO1の力学が、第1問目に来ますから。

失敗するパターンは、「第1問の力学の計算にハマって、時間が奪われ、じつは簡単な、波動や、電磁気に、手がまわらなかった」

各大学も「華の第1問目」の力学には、かなり、凝った、重い、問題を出してくるので、もしそうだった場合には、順番を変えるのも手と思われます。もちろん、あっさりの力学の年もありますから、よーく見究めて下さい。

以下に、各分野ごとの、見きわめの特徴をまとめておきます。

力学 計算量は重厚で多い。身近で現象は掴みやすい分、ハマる恐れはある。ハマったら冷静になるべき。

熱力学 計算において未知数の数が多いので、計算は面倒で、使用文字についてのミスが多い。解法は単純。

波動 計算量は最も少ない。現象さえ見きわめられれば、サッサと解ける。反面、何が起こっているか、分からないと手がつかない。

電磁気 比較的計算量は少なめ。パズルのように、ピタッと解けると速くクリアできる。複雑な回路での連立方程式には注意。

繰り返しますが、速く解けそうな問題から攻めるのですよ。

物理は現役・浪人の学力差が最も大きい科目です。例えば今の時期、現役生はセンター試験の過去問を解いている段階でしょう。一方の浪人生は解き終わって対策問題に移っています。

 物理の成績は勉強時間に比例して伸びるものではありません。まるで“潜伏期間”のように停滞する時期があり、そこを耐えて勉強を続けると急に解けるようになります。そのため1年の差でも大きな影響を与えてしまうのです。

 さらに物理選択者は2次試験も物理で受験することが多い。ですが、大学入試センター側は生物や化学の平均点とそろえようとします。結果、物理はセンター試験でも問題のレベルが高いのです。これも現役不利の要因でしょう。

 現役生は、まず過去問を解きましょう。分量は5年分。センターは全範囲からまんべんなく出題しますが、それでも強弱が存在します。具体的には(1)運動の法則(2)エネルギー(3)波の干渉(4)直流回路(5)電磁誘導――これらは必須項目です。

 答え合わせよりも解説をじっくりと読んでください。繰り返し解き直すよりも類似の新しい問題を解くべきです。解き方の手順を身につけることができます。

 また、教科書を「とびとび読み」するのもおすすめです。一字一句読んでは逆に駄目です。図、公式といったポイントを流し読みします。たとえば「光の干渉」がありますが、色の順番を見ておくだけでも違います。物理は単元どうしの関連が強いという特徴がありますから、ざっと全範囲を確認しておくのは成績上位者にも役立つでしょう。

 ちなみに過去のセンター試験では頻出だったにもかかわらず、最近は休火山のように出題が行われていないテーマがあります。(1)剛体のつりあい(2)ドップラー効果の二つです。注意する必要があるでしょう。

文系センター物理受験生(周りでは自分合わせて2人(^^;)のバイブル、「センター試験必勝マニュアル物理Ⅰ」です。


おなじみセンターマニュアルですが、新過程になって特に物理の範囲が大幅に変更されて参考書の内容を作り変えなければいけない中、この参考書が最もセンター物理のポイントをつかんでいると思います。


もともとセンター物理は二次物理(詳しいことは良く分かりません、文系なのでw)と微妙に出題範囲が異なり、二次ではあんましでない所がでてきたり、二次ではあれだけむごい計算をやらせるのに対しセンターではほとんど計算らしい計算が無い、といったものでした。


そして新課程になり、大幅に単元範囲が削減され、難解なところはほとんど物理Ⅱに移ってしまいました。


しかしこの間書いたように「決める!センター物理」などでは新課程になったにもかかわらず参考書の内容が変更されておらず、センターには出ない無駄な部分が結構多いのです。


「センターマニュアル物理」では、基本的な知識はあらかた持っていることを前提に(この知識すらもっていなかった自分は「チャート物理」で基礎知識を得ました)センターで問われそうな事柄や役に立つ公式、情報が厳選されて載っています。特に(自分だけかもしれませんが)間違えやすい「物理現象の知識問題」についての情報は非常に役に立ちます。


今まで数多くのセンター物理の問題を解いてきましたが、正直この参考書の知識を完全に逸脱する問題は(新課程の範囲で)ほとんどみたことが無いといっていいです。


数少ない文系物理受験者も、なにかと社会科目で忙しく理科まであんまし手が回らない理系物理受験者も、是非一度読んでみることをお勧めします。



ということで、今日は「センターマニュアル物理」の紹介でした〜。


実はセンター本番では物理が最後の科目なので、他の科目で失敗してしまった際の「最後の砦」として密かに期待していたりします。


ハマれば満点も全然可能ですしね〜。自分場合逆ハマりの可能性のほうが十分高いですが…orz

六でした。

こんにちは、あさきです。もうすっかり冬ですね。受験生の皆さんは手洗いうがいをして体調管理には気をつけてくださいね。

さて、今日は文系のためのセンター物理対策について話したいと思います。これは、理系の方でもセンターでしか物理は必要ない、という人にも参考になるかもしれません。ただ、2次にも物理があるような理系の方は参考にしないようにしてください。

使用する本は、

『物理のエッセンス』(河合出版)
センター試験必勝マニュアル 物理1』(東京出版)

の2冊です。前者に関しては、基本事項の学習ないし確認のための本なので、学校の教科書等で代用してもらって構いません。

センター試験必勝マニュアルは薄い本ですが、かなりの良書です。センター物理は、正直ほとんどの問題はパターン問題です。本質を理解せずとも、解き方さえ覚えてしまえば得点できてしまいます。(理系で2次に物理がある方はもう少し深く学習しないと2次で痛い目をみることになりますよ)
もうはっきりいいましょう!センター物理は「暗記」です。ただ、社会などのように用語・人物名などを覚えるのではなく、「解き方」を覚えるだけです。そういう意味では数学に近いところがあるかもしれませんね。

学校などで一通り物理1の学習が終わっている人は、すぐに必勝マニュアルにとりかかってください。そして、すべての問題に正解できるようになるまで、何度も繰り返してください。おそらく、5、6周もすればほとんどの問題は見た瞬間答えがわかるくらいになるはずです。わからないところがあれば随時、物理のエッセンスに戻ります。そして解き方を覚えましょう。必勝マニュアルは集中してやれば2週間もあれば終わると思います。

その後はひらすら過去問演習です。実戦問題集の類でも構いません。おそらく必勝マニュアルを潰した段階でも、まだ6割くらいの得点しかできないのが普通だと思います。ここからが勝負です。過去問演習というと、「5年くらい解けばいいのかな」なんて言う人がたまにいますが、とんでもないです。5回分解いただけでできるようになれば誰も苦労しません。目安までにですが、僕は少なくとも40回分は解きました。1日2回分解けば20日で終わります。最後のほうは慣れてくるので1日に3,4回分こなすことも可能です。

だいたい20回目あたりから得点が8割以上で安定するようになりました。最終的には9割前後で安定するようになり、本番でもそのくらい得点することができました。毎度毎度似たような問題が出るので、40回もやっていればできるようになるのはある意味当然と言えます。

過去問演習の際にも、似たような問題を必勝マニュアルでやったな、と思ったらすぐに戻って確認します。間違った問題はもちろんですが、正解した問題であっても、気になったら何度でも必勝マニュアルに戻るようにしましょう。そうやって似たような問題は絶対に間違わないように潰していきます。パターンを潰せば潰すほど得点は上がり、安定します。正直、かなり地味な作業ですが、そこは気合を入れてがんばりましょう。


長々と書いてしまいましたが、1日2、3時間の学習時間を物理に充てることができれば、1ヶ月程度でセンター物理を8割以上得点できるようにすることは不可能ではありません。
センター物理の点が伸びずに悩んでいる人、まだ諦めるには早いですよ!残り1ヶ月半程度ですが、最後まであがいてみてください。

わかりにくいところや質問などあれば気軽に聞いてくださいね。それでは今回はこれで!

役に立ったと思う方はクリックお願いします。

田原です。
いつもありがとうございます。

センター物理の7割の壁って、みなさん、感じたことはありませんか?

僕は、センター型の問題を作成することがありますが、結構、「7割の壁」を意識して問題を作成しています。
大学入試センターの出題者も、問題を見る限りでは、この壁を意識していると思います。

出題者側からすると、センター試験の理科というのは、「平均点を6割にすること」を義務付けられている試験なんです。

科目間で、平均点に差が出てしまうと、不公平になってしまうので、物理も化学も生物も地学も理科総合ABも、すべて平均点が6割でしたとなるのが、出題者の理想だと思います。

化学や生物の場合は、受験者の中に文系の受験生が混じるので、問題の難易度を上げなくても、それなりに得点がばらけるため、平均点を6割にすることは難しくないと思います。

物理の場合は、理系がほとんどで、さらに、2次対策までしている人が多いので、センターレベルの問題を普通に出してしまうと、平均点は7割以上になってしまいます。

だからといって、東大で出題されるような問題を出して、平均点を調整するわけにはいきません。

それで、どうするかというと、

「盲点を突く問題を3割〜4割混ぜる」

という方法を取ります。

これが、7割の壁の正体です。

普通に2次対策だけをしていて、センター型の模擬試験を受けると、標準的な出題形式の問題をしっかり解き、盲点を突く問題にやられてしまって、7割くらいの点数になります。

そして、

「センターって、なんか、苦手なんだよなぁ」

という感想になります。

7割の壁を突破するために必要なのは、ずばり、盲点を突く問題への対策です。

1.センター物理の勉強方法

 センター試験でのみ物理を使用する勉強計画を述べる。物理を二次・私大試験で使用する者については、センター試験のための勉強を特別に行わなくても対策ができるので、「2.二次・私大物理の勉強方法」の方を閲覧してもらいたい。
 ここでは、先ず、「1-1.物理をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画」において、勉強計画と勉強方法を説明する。次に、勉強計画に基づいて使用する参考書を「1-2.物理をセンター試験のみで使用する場合の参考書」で説明する。

 なお、完全に独学で物理の勉強を開始する初学者は、1-1.物理をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画の前に、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』を予め2週間程度で一気に読んでから入るとよい。その際に、語句や公式は自然と覚えられればよしとして、概念の理解に注意を払いながら読むことを意識して、物理では、どのようなことを勉強するかを大きく掴むことができればよい。単元ごとに、『橋元の化学をはいめからていねいに』を参照して補うようにする。物理は最初の概念の理解ができるかが重要であるから、物理の勉強を本格的に始める前に基礎中の基礎の公式の意味や事象の理解を行う。


1-1.物理をセンター試験のみで使用する場合の勉強計画

 物理をセンター試験のみで使用する場合について、「A.7月から6カ月半かけて仕上げる計画」と「B.10月から3カ月かけて仕上げる計画」に分けて示す。この両者の勉強計画を参考にして、組み立てもらいたい。いうまでもないが、高得点を安定してとりたい場合は前者のAの計画をすすめる。

A.7月から6カ月半かけて仕上げる物理の勉強計画

 当勉強計画では、7月から物理の勉強を開始して、1月のセンター試験までに物理を安定して高得点(8、9割以上)を目指す。週1日のペースで物理の勉強を行う。
 最初に、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』をキリの良い節まで50〜60ページを目途に読む。この時、公式や事象が何を意味しているかに注目して押えるのは勿論、図も簡単にでよいので自分で紙に書く。これは、手を動かしながら考えることで理解の助けになるはずである。
 次に、学校で配布されたセミナーやセンサー等の問題集を解く。定期テストのために既に解いたことある問題集なので、さほど悩まずに解けるだろうが、公式や解法パターンを問題を解くために運用できるかを確認する。解けなかった問題についてはチェックを付して、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』に戻って理解し直す。
 上で読んだ範囲の教科書の該当箇所を読む。上で読んだ内容を思い出しながら、教科書の記述がどのようになっているかを確認して、覚えながら読む。翌日、間違えた問題の復習を行い、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』を読み返す。以上の一連の流れを1セットとして勉強を行う。

 1セットに何ページ読むか人によって変わるが、このセットを8回前後繰り返して、8月末までに『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』と教科書を読了する。

 9月から11月にかけても、7月からの学習と同様に、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』と学校配布の問題集での学習を中心に行う。両書ともに1度勉強したので、3カ月で2周するように勉強を行う。1週間に1日、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』を65〜80ページ程読み、該当範囲の学校配布の問題集を解く。
 以上の勉強を進めて行くことで、11月が終わる頃には、両書とも完璧に覚えて解けるような状態になるのが目標である。12月からは、学校配布の問題集で何度も間違えた問題を復習しつつ、過去問演習を行い形式に慣れれば、物理で高得点を安定してとれるようになる。


B.10月から3カ月かけて仕上げる物理の勉強計画

 当勉強計画でも、基本的な流れは、「A.7月から6カ月半かけて仕上げる計画」と同じであるが、勉強内容を薄く、回数を圧縮して行うことになる。
 まず、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』をキリの良い章まで50ページを目途に読む。この時、公式や事象が何を意味しているかに注目して押えるのは勿論、図も簡単にでよいので自分で紙に書く。これは、手を動かしながら考えることで理解の助けになるはずである。翌日に、先日に読んだ該当範囲の学校配布の問題集を解き、解説を読み終えたら、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』を再度読み直す。
 これを1セットとして、週1回行い、9セット程度繰り返して、12月半頃までに、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』と学校配布の問題集の2冊を終える。これで一応の解法暗記と思考力・計算力の養成ができるので、後は過去問演習に入ればよい。過去問演習では、間違えた箇所や理解が曖昧な箇所は『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』と学校配布の問題集に帰って復習しながら進める。
 この勉強計画は、短い期間に行うため、復習が少なくなるので、安定して高得点とることが難しくなる危険もあり、さらには、高得点自体がとれない可能性もある。やはり、試験で高得点をとるには時間がかかるものであるということには注意してほしい。


1-2.物理をセンター試験のみで使用する場合の参考書

 上述した勉強計画に基づいて、使用する参考書を以下で紹介する。
 
■『決定版 センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本 』 中経出版
1.特徴
 センター試験の全範囲を網羅しており、センター試験に必要な公式と解法にを丁寧に解説している。センター試験のための知識は、本書で仕入れることができる。本書の解説を読み、過去問演習を行えばセンター物理で高得点をとれるようになる。

2.補足
 本書では、問題演習が圧倒的に不足するので、別の参考書で補完する必要がある。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。


■『トライアル 物理Ⅰ 』 改訂版 数研出版
1.特徴
 教科書傍用の問題集。穴埋めの語句確認から基本問題、応用問題と段階的に問題レベルを上げて学んでいける。本書自体は、解説が詳しい等の特徴はないが、教科書傍用であるため、漏れなく基礎的な事項を問題を解きながら確認できる。センター試験の過去問演習に入る前の基礎固めに最適な問題集である。

2.補足
 セミナーやセンサー等の学校で配布された問題集がある者は、そちらを使用すればよく、独学で、学校の授業も物理を履修していない等でセミナー等が入手できない場合に、本書で代替すればよい。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。


■『視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録 』 数研出版
1.特徴 2.補足 3.特徴
 資料集は、それ自体を中心に物理を勉強することはないが、教科書や参考書で不足しがちな図や表を多く掲載しており、物理の理解をよい深めることを助けてくれる。センター試験のみで物理を使用する場合は、深い知識まで要求されないので資料集を使用することは少ないだろうが、手元に1冊置いて物理のイメージが湧かない時等に、資料集を引いて暗記していくと忘れにくくなる。
 学校で配布された資料集で十分だが、独学で物理を勉強するため、資料集を新しく購入する者のために一応本書を紹介しておく。
■『橋元の物理をはじめからていねいに 力学編 』 ナガセ
  『橋元の物理をはじめからていねいに 熱・波動・電磁気編』 ナガセ

1.特徴
 講義形式の参考書。初学者でも使用できるように基礎的な事項をイメージを大切にしながら解説している。例え話等で物理を勉強する最初の難関である公式や事象の理解を助けてくれる。
 解説が初歩的で分かりやすくしているため、網羅性が低く、問題演習もできない。したがって、本書は勉強の導入にはよい。センター試験のみ物理を使用する者は、『センター試験理Ⅰの点数が面白いほどとれる本』を読みながら、基礎的な説明が不十分の箇所を補うように読み進めるとよい。

2.補足
 最初に説明したとおり、初学者や物理が極度に苦手な者以外は使用する必要は特にない。

3.進度
 上述した勉強計画に沿って使用する。




 以上で、センター試験でのみ物理を使用する場合の勉強方法についての解説を終える。物理は、理科の中では一番計算力が必要であるが、暗記事項は最も少ないため、最初の公式や事象の理解の勉強を乗り越えて、直感的に問題を解釈できれるようになれば、以後の勉強は、他の理科の科目に比べて極めて少なくでき、さらに高得点を安定してとることができる。満点も目指せるので頑張ってもらいたい。

「物理のエッセンス(河合出版)」を2冊、「物理をはじめからていねいに<力学編>(東進ブックス)」をやりましょう。
エッセンスの解説を読み、問題部分を3周やる。「はじめからていねいに」は読み物。
そのあと、駿台出版か代ゼミ出版のマーク式問題集を解く。この時点では解き直しはいい。やりっぱでOK!
さて、ここから。ここまでやれば7割はとれます。7割を10割にする作業が、ここから。
「間違えた問題寄せ集めノート」を作る。そこに「エッセンス」の3回ともミスった問題と「マーク問題集」のミス問について
ノート一ページに一問の「問題文と図、解説、テクニックとポイント」を書いていく。ノートは手のひら大サイズのが扱いやすくていいですよ。
その読み物を何度も読み、頭に叩き込む。一周読んだら、2周目と同時にセンター過去問スタート。センターのミス問も載せていきましょう。
これで私はセンター満点取れました。
センター物理は公式の利用だけで70点くらい取れます。後は実践力がいります。それだけのしょぼいテストなんです。
7割切る人は準備(勉強)不足。9割未満はセンター問題に慣れてないか実践力が欠如している。9割以上はよく理解できているレベルでしょう。

地方国立レベルの問題集は「重要問題集」か「名問の森」(2冊)のどちらかでいいです。
これを少なくとも2周してみて下さい。(2周では不十分ですが、大体できるようになります。)
そのあと過去問やってみて下さい。

10か月、集中できればきっとできますよ。

数学もしっかりやりましょう。
他でカバーすることができるなら、数学は合格者のとる点ー10までは取れるようにしておけばいいでしょう。
得意科目の方が伸びやすいかもしれません。苦手科目はある程度やったら見切りをつけることも大事です。

補足
国立医学部の生物は超難しいです。物理の方が有利な大学がほぼ全部です。
香川だっけかな?生物の方が有利な大学もわずかだがあります。
国立の場合、センター足切りや志望校下げがあったりしますので、生物が有利な大学を受けられるかは、センターで失敗しないが前提となります。生物をほんとーにしっかりとやれるのであれば、生物にしたらいいと思います。自信がないなら、物理にした方がいいと思います。
それと、「はじてい」からでなく、エッセンスからやるべきです。「はじてい」の問題部分はやらなくていいです。あれは、一通り「教科書&エッセンス」で力学をまあまあ身に付けた後に、足りないものを補うように読み物として読む程度でいいです。私は「はじてい」の問題は読み流しました。「タッチの法則」や黒板を押したら反作用で押されるといった具体的説明は一通り学んだあとに効果ありです。

物理はとにかく公式!公式が使える条件を確認し、単位に注意して、正しく使う。
公式は覚えるもんじゃない!こういう理論に基づいて……とかいいから、宅浪なら、とにかく単位と文字が何を意味するかと使える条件をセットでノートにまとめるなりして、ドンドン覚えましょう。
物理は「力学」「波動」「電磁気」「熱」(「原子」)と4(5)分野に分かれていますが、どれも公式はとても少ないです。
公式は技です。あるのは知ってても、習得して磨かないと入試では使えません。
技習得は「教科書&エッセンス」
補強に「はじてい」とか「センター問題集」
ここまでで、センターは突破できます。
そして、
技磨きに「名問」or「重問」
リハーサルが「赤本」
です。これで二次も攻略できます。

センター過去問やマーク問題集は物理の基礎を叩き込むとてもいい教材です。
まずはセンターレベル(物理Ⅰ)を8割くらい理解し、そのあと物理Ⅱをやっていくといいと思います。物理Ⅰを完璧にするのはⅡを一通り理解した後の方が効率がいいです。
ただ、力学はそうはっきり言えます。
しかし、波動はほとんど全て物理Ⅰです。電磁気は物理ⅠとⅡがごちゃごちゃ混ざっています。熱は超微妙です。
ざっくりと、波動の「波の式」以外、電磁気は「コンデンサー」以外、熱は「分子運動論」以外は物理Ⅰの理解の時にやってしまいましょう。
力学Ⅱと「」つけたものは後回しでいいでしょう。
理Ⅰと物理Ⅱを同時にやるのは避けた方がいいです。頭が大変なことになります。
力学の「単振動」、波動の「干渉」、電磁気の「交流回路」は受験生が苦手とする分野です。それだけに入試では頻出です。
もしこの分野をやっていて、わからない場合は一度で理解しようとせずに少し後にまた考え、2度目の理解をしようとしてみて下さい。そのうちなじみます。運が良ければ、ピーンと分かるかもしれないですね。
分からないことや、解けない問題は知恵袋で問えばいいかもしれないですね。
物理が身の回りの現象だと思って楽しめたら、苦手意識が薄らぐと思います。
手を動かしながら、物体を動かすイメージを強くしてみるといいと思います。
物理を楽しめたらいいですね。

難系といわれる問題集について Amazonのレビュー

結果から言います。この問題集の例題だけを一ヶ月かけて完全に理解したら、マーク模試で30点とか学校の定期試験で0点とか取っていたくらいの成績から、センター試験は満点(見直し含め20分で)、旧帝大の入試でほぼ満点取れました。使い方は、書かれていることを一行一行完璧に理解しながら読み進めただけです。もちろん完璧にですから、つまづいた箇所は分かるまで自分で考え(物理の教科書も持っていなかったので3日考えたこともありました…)、疑問に思うやり方には様々なアプローチ(図形的に考えたりイメージを膨らませたりグラフ化したり)を試してみて、理解できたところは次の日に必ず復習し、らせん状に進めて一ヶ月で例題を隅々まで理解し解き終えました。というか、やり始めたのがセンターまで一ヶ月しかなかったので気合いで終わらせました。途中で何度もくじけそうにはなりましたが、医学部合格には道が他になかったので気合いで乗り越えました…。考えまくっていると必ずピンとくる時が来るし、他の問題との繋がりが見えてきたり、なぜこういう説明がなされているか、なぜこういう解き方をするのか等々、様々な事が見えてきます。計算しつくされた構成で、一つの問題にたくさんの基本が詰まった素晴らしい問題ばかりだと思います。この問題集を征する必要十分条件は、挫折を恐れず自分の殻を破ってみる勇気と気合いだけです。これらを持ち合わせる方や覚悟のある方はお試しあれ!乗り越えた先には素晴らしい何かが必ず待っていますよ

理解しやすい物理ⅠⅡってやつを教科書代わりに予習。
それと並行してエッセンスを何周もやった。わからないところは、自分で考えた。
それで東大模試は安定して30点取れるようになった。

名問の森をやり始めたが時間が足りず、力試しするだけにとどまった。本番は苦手な熱力学が出て結局30ちょい。
浪人してから難系に手を出したが、分厚くて挫折。授業も真面目に受けてない。せっかくの良問も説明や板書がひどかったから台無し。
微積物理をかじろうと、微積で得する物理ってやつを読んだ。苦手意識の払拭にはまあまあ良かった。立ち読みでおk
新物理入門演習と入試物理プラスをやって、記述式解答の作り方もろもろ学んで、そんで受かった。

名問の森はいい本だけど、唯一の難点は解答が講義調なこと。記述式の解答法が学べない。
選択は物理化学が多いだろうけど、そしたらあまり物理に構っている暇はないよ。
物理に掛ける時間を出来るだけ減らす必要がある。
本番で一番もったいないのは、頭の中ではわかっているんだけど、書き方がわからないから悩むっていう状況。
市販の参考書の解答をよく読んで研究し、全分野の項目について一通り解答の作り方を練っておく。
新物理入門演習は解答に記述式の手書き答案も使ってて、書き方に触れてるからおススメ。
入試物理プラスはマイナーだけど問題選びがいい。考えさせる問題も多く、俺は実質この本が基礎と応用の橋渡しになった。
2冊ともそんな厚くない本だから、時間のない現役生にも薦められる。

物理の勉強は数学と同じ。基礎をしっかりやって道具をそろえる。
んでその基礎を使えるように、難しい問題を噛み砕く能力、考える力を身につけていく。
そんな感じ。

さて、「塗り固め物理」についてですが、それは、主に「難問題の系統とその解き方」や「前田の物理」といった問題集を用いた勉強法です。難系を使って大丈夫という気迫とある程度の学力がある生徒さんには、難系を使うことを薦めています。以下に、正しい難系の使い方を記します。

「難系」の正しい使い方

1周目
・1周目は、とにかく解法を理解して覚えることに最大限の努力を注ぐ (最低限は考える)

・わからない問題があったら、即答えを見て、解法の流れを理解する。

・何題かに1題かは、発想がホントに難しい問題もあるから、1周目で理解しきれなくても気にせず先に進む。

2周目
・2周目は、自分で解けるかと思ったら意外と解けないことも多いから、前よりはぼんやりと解法が思いつく位で、解答をサッと作ってみて答えを見てよい。答えが合うことよりも、定着させることが大事。

微積の解答を見て理解した時に変に自己陶酔にはまらないようにする。受験ではそこまで基本的に要求されていない。

3周目
・しっかりやってれば3周目になるとわかってくる問題も結構あるから、3周目は自然にできているのを確認しつつやる。

・演習問題は余裕がなければ基本的にやらなくて大丈夫(1〜3周目通じて)。

本著は1976年に教育社の「難問題シリーズの系統とその解き方」のシリーズ4として「難問題の系統とその解き方物理」として発刊されました。その後、改定を重ね唯一現在まで発刊が続いています。同一著者、同一名で長期にわたり発刊が継続する点では高梨健吉による「総解英文法, 美誠社, 1970/3」に匹敵するものです。
 この問題集は基礎問題を掲載しないので数学物理の基礎学力が必須です。数学の力は必須ですので、三角関数(数1、数2)、ベクトル(数B)、微積分(数3)を特にしっかり勉強して下さい。将来高等数学での微積分学、線形代数学、複素関数を習うにあたってもこの三分野は重要です。
 難度の高さに加えて物量もありますので、挫折を避けるために計画的な勉学や、受験生自身による問題の取捨選択も時には必要です。例題だけを解くなどの方法も一法です。
 当時私は高校3年の秋頃までに同著を終えました。当時は413pでしたが現在は527pに紙数が増えました。しかし自分の経験から三角関数をマスターしていれば第1章の力学の等速円運動と単振動が理解できると思いますので、少し早く始めるか、或いは高校三年の春から2次試験まででも完遂が可能であると考えます。基礎学力を磨き、計画性をもってチャレンジして下さい。
 私が用いたのは過去の版ですが本著は現在と編集方針が同じでした。おかげで私は京都大学2次試験の物理を完答し、学科トップ、医学部ボーダーを突破しました。難関大学を目指す皆さんは是非本著の購入を御検討下さい。

1.まずは例題だけをやってください。
微積を使わない物理の問題集では最高峰の問題集の1つだと思います。難問の良問が揃っていますが、解説が十分にあるわけではありません。演習問題は特に難しくなるので、まずは例題を1題1題やりこんでください。

2.計画的にやっていきましょう。
オススメは、1日3題を平日5日やることです。それでも2か月かかります。また、難問についていけず挫折する生徒も多いので、計画的に進めてください。
もし難しすぎると思った場合は、一旦やめて復習に移ってください。

3.例題が一通り終わったら、必ず復習してください。
難問ですが、良問ぞろいです。例題がすべて自力で解ける程度で入試物理だと高得点が取れると思います。すぐに演習問題には手を出さず、復習してください。
演習問題は、余裕がある場合のみ進みましょう。

≪こんな人にオススメ≫
旧帝大クラスの理系や物理オタクにオススメです。医学部志望の生徒であっても、入試が難しくなければやる必要がありません。「公式が全て使いこなせる」ことが前提条件だと思って下さい。実戦物理I・II重要問題集 2012年 [単行本] / 数研出版 (刊)が出来るくらいが目安です。
入試の時期から逆算して考えると、10月には始めていないといけないので、現役生にはつらいかもしれません。

ちなみに、私(志摩)も受験生のときに活用していました。例題全問と演習問題(力学のみ)が全てできるようになって、京大二次8割以上でした。もちろん力学は満点です。

管理人が受験生の頃に買った本。
学校では割と話題になっていた本なので周りにつられて購入してしまいました。
正直な話、当時の私には難しかったためほとんど使いませんでした。
教える側になってバンバン活用しだした次第です。
要項や例題はまったく使わず演習問題だけを利用して教え子に解かせました。
夏休みの間にこの本を1冊まるまる教え子に解かせたら、物理の力が劇的に伸びました。
ただ、この本の問題を解くには基礎に不安がある人は厳しいと思います。
基礎があるなら絶対に持っていても損はないと思います。
基礎が程度固まってきて、難しい問題を解いて実力をつけたい人にはオススメです。


受験物理勉強法|仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

[1.目標とすべき姿勢]

高校物理を解く上で求められる姿勢は、

「問題文中や図から実験の様子を正しく読み取り、
高校物理の公式、過去に解いた問題の解法を応用して、
問題となる物理量を論理的に導出していく」

という姿勢です。
当たり前ではありますが、
この事を意識していかないと、
苦手な人はどんどん遠回りしていく可能性があります。

俺自身、一浪時にこの姿勢を忘れ、無駄に大学の教養過程の物理に手を出した記憶があります。
まったくの無駄というわけではありませんが、まずほとんど必要のないことでした。

とにかく、問題を解く上で必要なのは、

・高校物理公式の「理解」と「暗記」
・入試問題特有の問題解法

だけであるということを念頭におくと良いです。
というのも、大学入試の作問者は、高校の範囲で解けるように問題を作ってます。
なので、この二点だけを押さえれば、たいていの問題は事足りるわけです。(ごく稀に例外はある)
逆にどちらか一方が欠けていると、まず途中で挫折します。
俺は、前者だけに力を入れすぎたため、一浪の時、「なんとなくわかるけど、解けない」という状況に陥りました。
逆に後者だけに力を入れると、パターン問題しか解けず、応用力が欠如し、この場合も入試で得意科目にする事は難しくなります。
とにかく二点を押さえて初めて、得意科目になるのだということを意識する事をオススメします。

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[2.目標姿勢を実現するために]

では次に、上記の姿勢を実現するために必要な事を書いていきます。

〜物理公式の理解と暗記〜
公式の理解と暗記は、

・基礎問題を解く力
・そして応用問題を解くのに必要な思考力

の土台となります。
つまりここをしっかりしないと、直前になればなるほど物理が爆弾になってしまいます。
出来る問題は出来るけど出来ない問題は一切できないみたいな感じになっちゃいます。
爆弾にしちゃうと焦りやすい本番での成功はあまり期待できないので注意したほうがよいです。

では、公式の理解と暗記はどのようにやると効率良く正確に出来るのか書いてきます!

俺的には、公式の理解には

a.なるべく丁寧な解説
b.全体をまとめてある解説

の二点を満たす参考書が必要だと思います。
また公式の暗記には

c.基本的な問題を解く事による慣れ

が大事だと思います。

したがって、この条件を満たす参考書を揃えて勉強すると良いと思います。
個人的には

(a)
物理教室(河合出版)
チャート式物理(数研出版)
橋元の物理を初めから丁寧に(東進)

(b)
物理のエッセンス(河合出版)

(c)
物理のエッセンス(河合出版)
為近の解法の発想とルール(学習研究社)←ちょっと公式マスターにしては高度すぎるかも

を用意することをオススメします。(本の詳細については記事一番下にまとめています。)

これらの本を準備しておけば、理解と暗記に困るということはあまりないと思います。
ちなみにこれらの本を使った勉強の段取りの一例は、また後ほど詳述しますので、ここでは省略します。




〜入試問題特有の問題解法〜
公式の理解と暗記が大方済んだら、次は入試問題特有の解法をひたすら体得していく事が必要になってきます。
要するにパターン暗記が必要になってきます。
暗記というと応用力が欠けている感じがしますが、実際は暗記と言うよりは「体得する」感じです。
身体で覚える感じ。
これには必要十分のパターンが載っている問題集の反復が一番効くと思います。

といっても、こんな漠然とした表現じゃ、あまり伝わらないかもしれないので、入試問題特有の解法を用いるときの思考の一例を挙げてみます。


…鉛直面の円運動問題…
Q.円形のレール模型を鉛直に置き固定する。
ここで小球を最下点で速さvで発射したとき、最上点での小球の速さを求めよ。
(なお小球は途中でレールから離れない条件で実験している)

「うーん、なるほど。鉛直面内における円運動だから、途中の運動の様子は運動方程式作ってもわからないな。
そしたら、この場合は運動方程式を作るのではなくて、エネルギー保存則を用いるといいな。
今、最下点の玉の速さはわかってるから最上点と最下点でエネルギー保存を立てれば解けそうだな。
よし、解こう!」


こんな感じです。(笑)
この例で言えば、この主人公Aは

・鉛直面の途中点の運動は運動方程式を書いても求められない

・鉛直面内のある点での物理量はエネルギー保存則を用いて解く

という2つの事柄を体得しています。
これは、このタイプの問題演習をしていない初学者はパッと思いつかないポイントかなとか思います。
逆に、解いたことある人は「当たり前すぎるだろ」って思うようなポイントだとも思います。
つまり、こういう思考は問題演習による経験によって養われるわけです。
この養われた力こそ、入試問題特有の解法なわけです。
そして、この力は反復を重ねれば重ねるだけ身に付くと、俺は思います。

まあ、ここでは、参考書を挙げるだけにしてて、詳しい勉強の仕方は後に詳述、参考書紹介は別記事ですることにします。

参考書
・良問の風(河合出版)
・名問の森(河合出版)
・為近の解法の発想とルール(学習研究社)
・物理のエッセンス(河合出版)


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[3.物理の学習について]

前項で、

・公式の理解と暗記
・問題解法の体得

が大事になってくる、ということを書きました。
ここでは上記の事をふまえて、詳しく勉強のスタイルを書いてく事にします。
とはいえ、勉強法って個人個人で違ってくると思うので、
あくまで参考程度に読んでいただけると良いかなって感じです。

さて、物理の勉強法ですが、個人的には

1.一つ一つの項目の公式を、詳しく無駄のない解説を通じて理解し、簡単な問題集を解くことによって暗記する。

2.暗記した公式の正しい使い方を問題集を通じて学ぶと共に、徐々に入試問題特有の問題解法も並行して体得していく

3.入試問題特有の問題解法を一通り経験した後は、とにかく反復。
最終的には難しいとされる問題集一冊をやり尽くす感じで、反復。

4.実際に受ける大学の問題をやって傾向分析。同時にやり尽くしている問題集も余裕あれば反復。


のような段取りでやっていくのが、一番かなと思います。
1,2の部分をしっかりやりきれれば、3は追い込み期、4は直前でも対応出来ます。
とにかく1,2の部分が要です。
有名進学校向けの塾に通っていて現役で超難関校に受かる学生は1,2を高3、遅くとも高3夏までに終えています。
高3から受験勉強始めるぞという方。難関校受けるとなるとシャレにならないので、急いでやりましょう。
俺みたいに才能信じて逆転狙って放置すると浪人します(苦笑)

まあ俺の自虐はこの辺にして、次は1〜4のフェーズを細かく説明していきます。


1.[基礎力と思考力の積み上げ期]

一番大事です。ここの出来不出来で2以降にかかる時間が変わってきます。
ここでは、

暗記、演習用に
・物理のエッセンス(河合出版)
・教科書準拠問題集
(どっちか1つで十分です)

理解、参考用に
・物理教室(河合出版)
・チャート式(数研出版)
・橋元の〜(東進)
(1つで良い。2つあっても悪くない)

を用います。オススメは物理のエッセンスと物理教室です。
(各々の参考書の目的は[2.目標姿勢を実現するために]を読み直して下さい。)

使い方としては、
参考書を読みつつ、問題集で基本問題を解きながら、公式を覚える。
単純です(笑)
とはいえ、一周じゃ身につきませんし、一通り習得するとなると時間もかかります。
さらに意外に躓きます。
なので焦らずじっくりやっていきましょう。まぁ高三から始める人はちんたらやってる暇はないんですけど(苦笑)


ちなみに躓いた時は、
・為近の解法の発想とルール(学習研究社)
を持っておくと良いでしょう。
この本は、問題解くのに必要な解法のマニュアルみたいな本で、解法専用の参考書としても使えます。問題解くときの切り口がわからないときに役立つと思います。
また、質問できる環境のある方は、積極的に活用しましょう。
家庭教師とか個別指導でも良いです!
とにかくこの時期は(どんな時もですが)分からないところはどんどん潰していきましょう。


2.[問題解法の学習と公式応用期]

一通り公式を8割程度理解し暗記出来たら、次は入試問題特有の解法を習得する時期に入ります。
ここでは、一つ一つを完ぺきにこなすよりも、理解しながら全範囲を知ることが大切です。
とにかく物理の入試問題の全容を把握することが大切です。
どちらにせよ反復しなければ身に付かないですし。

さて、この時期は1期のときに解いて反復していた問題集はおいといて、入試レベルの問題集を解いていきましょう。で、どんな参考書がよいかですが、個人的には、
・名問の森(河合出版)
を勧めます。

とにかくひたすら解いていきましょう。
最初は大問1つに1時間かかったり、全然わからなかったりしますが、1期の参考書や問題集を参照したり、分からないところをじっくり考えるうちに、理解できるようになります。
いちばんしてはいけないのは、途中でほかの参考書に手を出すことです。
この時期は入試問題の全容を知ることが一番大事なので、挫けず選んだ問題集を一通り終えましょう。
この時期も分からないところを質問できる環境があると良いです。
あと全容を知るのにサポートしてくれる先生がいると早く終わります!
俺も単期間指導とかやってるのでよかったらぜひ(笑)


ちなみに、問題集ですが、ほかに
・難問題系統とその解法(ニュートンプレス)
・新体系物理Ⅰ・Ⅱ(教学社)
とかも代用できますが、解説や問題の並び方などの点で名問には劣ります。



3.[解法体得反復期]
ここでは、2期で使った問題集をひたすら反復しましょう。
とにかく反復です。
やっては忘れやっては忘れの繰り返しのはずなので、
とにかく反復しましょう。
3周くらいやってくとかなり力が付いているのが実感できるはずです。(俺は仮面時期だけで4周くらいはやりました)
たぶん、どんな問題も時間さえあれば殆ど解けるようになってると思います。
逆に3,4周やってもまだ解けないとなると、1〜2期が不完全だった可能性があります。
その場合は、何が出来ていないかを分析し、出来てない分野を戻って習得しなおしましょう!

あと、
「3,4周やったし、完ぺきになったから名問はもうやりたくねぇー!」
って人は、ほかの問題集やってみてもいいかもしれませんね。
俺の高校の頭いい連中は
名問→難系→25カ年
みたいな人多かったです!
問題数経験するのは悪いことじゃないんで、余裕あるならやってもいいかもしれませんね!
ただ反復しきれてない人は他の問題集やるべきではないです。
消化不良と不均等な学力で後々後悔します。




4.[志望校対策と最終調整]

要するに直前対策です。
この時期は学力を伸ばすよりは、本番で点を取りなおかつ失敗しない事に気をつける時期になってきます。
この時期は過去問と3期の問題集の最終反復をしていきましょう。
前者は本番で点をとるために、後者は本番で失敗しないためにやっていきます。
1〜3期をこなした人にとってはほんとに最後の調整って感じで焦りもないと思うので、そんなに重くないはずです。

http://lykeion.info/eureka/susumekata.htm
近畿エリアの塾の先生が、物理の勉強の仕方を
問題集や、参考書の推薦リストとセットで丁寧に説明がされています。


内藤法胤のブログ: 夏休み!!「今日これだけしか物理を勉強できなかった。」って思う人はかなり危険!?

【POINT2】復習方法
絶対にやって欲しくない復習方法は「問題を解いて、わからないから解答を見る。そして理解したから次に進む」これはどんなに問題数をこなしたと言っても偏差値1くらいしか上がりません。私が経験したのでよくわかります^^; 
では先ほどの例の何がいけないか?解答をみること?いいえ。解答を見て次に行ってしまうことが問題です。「わかる。とできる。は 全く別物です」何も見ずに解答をかけるまでは復習したとは言えません。これを 焦っていることを理由にやらないと 本当に成績は横一線です。何も変わりません。
これを何度言っても、「同じ問題をやっても意味がない」と思ってしまう人が多いことが悲しいです。同じだから意味があるのです。部活でも「同じことを毎日やった。」だからうまくなるのであって、
例えば部活でサッカー部に入って、パスやってみた!うまくいかないから先輩のフォームをみて勉強した。なるほど分かった!
だから次に次のシュートの練習にいこう!
ってやる人いますか?いませんよね? 分かってもできないから、それをできるように練習しないといけませんよね。
そして同じことをやる意味はなかったのですか?必ずその地道に練習したパスやシュートは試合の時にそこらじゅうで使いましたよね?勉強も同じです。
それでも「同じことをやっても意味がない。」と思うのは、おそらくPOINT1 の計画がしっかりしていないので、ただ焦って あまりにも大事なこのプロセスを
時間がないと言う事を理由に 自分に 「同じことをやっても意味がない。」と言い訳をして抜いてしまうのでしょう。 

そう考えると、物理の1問を仕上げるのはすごく時間がかかるんです。僕が実際やったとき(たしかに効率はいいほうではありませんでしたが^^;)は1問を完璧に仕上げるのに、ある程度難しい問題になってくると 問題を解いて頭を悩ませて、分からないので解答を見て
できるようにして、
更に、あの式は何を意味しているんだろう?ってもう一度調べ直して整理すると、
1問仕上げるのには4〜5時間かかったのを覚えています。だから問題数なんて
解けませんでした。たしかに一見効率良くは見えないのかもしれませんが、
もう2度とその類題などを間違えることはないし、他にもどんどん応用していけるようになったのを覚えています。すべての分野を網羅している問題をたった40問ほど
といただけで偏差値は30弱伸びました。自慢でも何でもなく、誰でもできると思うんです。そういう科目なのだと思うんです。
だから夏休みに問題数を解きまくることなんてできるよな科目じゃないということですね。
予備校生なら予備校のテキストと講習会で十分だし、その2つを完璧にこなす方が価値があると思います。

現役生なら市販の問題集1冊をじっくりと習ったところまで、(効率を上げたいなら予備校などの授業をうけてしまうのが効率は確実にいいとは思いますが)を自分なりに色々調べて
こなしていく。というスタイルで勉強して行けば十分だと思います。

この夏休みを価値のあるものにするために先程のPOINTの2つをしっかりとやるのがまず先決です。
どちらか欠けても効果は「0」です。気をつけましょうね^^
数日のうちに、何をやったら全く分からない人の為に、当時自分でやったりした中で市販の参考書や問題集で印象に残っているものを紹介したいと思っています。

【物理たとえ話01】究極の「先割れスプーン」探し!|究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる

以前、メルマガで発行したたとえ話を、ブログでも紹介していくシリーズを始めました。


 ■究極の「先割れスプーン」探し!


 物理と数学の違いって何だと思いますか?

 ん? いきなり数学の話? 数学はきらいだな!

 と思った皆さん。ちょっと待ってくださいね。

 この違いは、大切なポイントなのです。

 これに気づいていないために、物理が理解できない人がたくさんいるんです。

 はっきり言って、全く違います。

 その違いを感じてもらうために、早速、今から、たとえ話をしますね。

 それでは、たとえ話モード突入!



■たとえ話(第1話)究極の「先割れスプーン」探し

ある町に、「ラ・マセマ」というおしゃれなレストランと、
「富士楠(フジクス)食堂」という古い定食屋がありました。

M君とP君は、この町で食事をとることにしました。


M君は、「ラ・マセマ」に入り、コース料理を注文しました。

テーブルの上には、たくさんの食器が用意されていました。

ナイフやフォークはもちろんのこと、らせん状に渦を巻いた見たこともない食器もあります。



席につくと、ウェイターがこう言いました。

 「料理に合わせて、使いやすい食器を選んで食べてください。」

M君は、フォークを選んで、前菜のサラダを食べました。

料理が次々と運ばれてきます。M君は、その度に、使いやすそうな食器を選びます。

メイン料理はエスカルゴでした。M君は「もしや?」と思い、
「らせん状に渦を巻いた食器」を試してみました。

その食器は、殻にピッタリと合い、上手に食べることができました。

予想が的中したM君は、楽しい気分になりました。



一方、P君は「富士楠食堂」に入りました。

店に入るなり、店の主人は次のように言いました。


 「最初に一本の食器を選んでください。今後、ウチで料理を食べるときには、その食器
 だけしか使えませんので、よくお考えになって選んでくださいね。」


P君は、ライスも、スープも、麺も食べられるように「先割れスプーン」を選びました。

その後、P君は、「富士楠食堂」の常連になりました。

毎日、自分専用の「先割れスプーン」を持って通います。

P君が今日注文したのは、エスカルゴです。

彼は迷わずマイ「先割れスプーン」を使って、エスカルゴを食べました。



何年か後、1000種類の料理を食べ終えたP君は、自分の先割れスプーンを見ながら
つぶやきました。


 「食べるっていうのは、こういうことなんだなー。」


というのも、1000種類の料理を例外なく食べることのできた先割れスプーンに、
「食べる」という行為の本質が写し取られているような気がしたのです。

そして、おそらく、これから注文するであろう料理も、この「先割れスプーン」で
食べることができるはずだと、感じられたのです。


1000種類の料理を食べきった自信がそう思わせたのです。

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 数学と物理の違いは分かったでしょうか?

 これだけでは、まだ、分かりませんよね(←自分ツッコミ)


 数学では、誰もが自由にいろいろと便利な道具を作ることが許されています。

 ベクトルも行列も複素数も、かつて数学者が勝手に作った道具なんです。

 そして、道具にはそれぞれ長所と短所があります。

 問題に応じて、適した道具を選び、解決することを目指します。
 
 これは、たくさんの食器の中から、適したものを選んで、料理を食べるようなものです。

 この場合、最適な方法が一つだけとは限らず、別解はたくさん存在します。

 たくさんの道具の特徴をつかみ、使い分けができるようになるのが数学の学習法だと
 僕は思います。


 ところが、物理は違います。

 たった一つの数式で、ありとあらゆる自然現象を説明することを目指します。

 他の道具など目に入りません。自分が手にしている数式で、どんな自然現象も例外
 なく説明できるかどうかだけがすべてです。

 これは、先割れスプーン1つで、いろいろな料理を食べていくのと同じようなことです。

 そして、十分たくさんの現象(問題)を、その数式一つだけから説明できたとき、その
 式を眺めながら、こうつぶやくのです。

 「自然現象というのは、こういうものなのだなあー。」


 ■力学の「先割れスプーン」は、運動方程式

 力学における「先割れスプーン」が、運動方程式です。

 つまり、すべての力学現象を運動方程式一つで説明します。

 入試問題でいうなら、すべての問題を運動方程式(または、そこから導かれる法則)
 で解きます。

 学習の目的は、「目の前の問題を解く」ことではありません。

 大学に合格することでもありません。(こんなこと言っていいのか?)

 100題以上の問題を、運動方程式1つから解いた後に、この式を見ながらこうつぶ
 やきたいのです。
 
 「自然ってのは、こういうものなんだなあー。」

 こうつぶやいた人は、決して、解法を迷いません。

 だって、一つしか解法を持っていないんですから。

 運動方程式と心中です。


 皆さんに質問します。

 目の前に、とても難しい力学の問題があります。どうやって解きますか?

 僕は、もちろん、手垢にまみれた運動方程式をポケットから取り出して、これまで何
 百回とくり返してきたことを、もう一回、くり返すだけです。

田原先生のおかげで解法の軸ができると面白いほど、まさに田原先生の本の題名のようにスラスラ解けるようになりました。


微積解法は難解だと言うイメージがありますが、何回か繰り返すと最低限の公式で解けるので公式を暗記しまくるより楽です。


今年の東大物理ではなんと満点でした。(化学は死にましたが)
大学の授業が今はとても楽しみです。


以下私の受講の仕方を書きます。

1 テキストで予習する。全体像がつかめるまで何度も繰り返す。
2 講座を受ける。これもわかるところは4倍速でわからないところは2倍速でみました。
3 名問のシリーズの該当範囲を解く。

私も一介の医師で、この問題には専門外だが、高校で物理を習ったレベルでも(実は、私は受験生時代は物理はめちゃくちゃできた。高3になってから模試や東大入試の本番でも1点も落としていない)この分布は不自然と思った。放射能の付着した物質が、風にのって飛んでくるのはありえるが、今回のケースでは放射能の塊が飛んできたような話だったからだ

京都大学工学部工業化学科に合格! cucuさん|究極の物理勉強法~たとえ話と微積分で高校物理が楽しくなる

以前から、微積を使う物理に興味はあったのですが、難しいのではないか、という先入観から微積物理を敬遠していました。しかし、田原先生の無料講義を視聴すると、「物理ってこんなにまとまっていて美しいのか!」と感動し、早速応用編を申し込みました。

その後は、物理の美しさにすっかりのめり込んでしまい、講義を何度も何度も見直しながら、今まで手こずっていた『名問の森』2冊をすぐにあっさりと解き終えることが出来ました。

すると、今まで低迷していた模試の成績も一気に伸び、物理の模試で98点を取ることが出来ました。けれども、京大型の模試では誘導に上手く乗れなくて、なかなか高得点が取れず、田原先生に相談したこともありました。

そして、田原先生のアドバイスから、過去問演習を積み重ねることにしました。すると、『田原の物理』で物理の根幹となる部分は深く理解できていたので、一度誘導形式に慣れると、どんな問題でも安定して、穴埋めだけでなく、記述問題もほとんど完答できるぐらいになりました。特に今まで苦手としていたグラフ問題も楽に解けるようになりました。

入試本番では、量が多かったので、捨てた問題もありましたが、アドバンテージになるように得点できたと思います。

東京大学理科一類に合格しました!自分でもビックリです。

僕が「田原の物理」をやろう!と決意したのは、浪人生として初めて迎えた夏休みの中盤頃でした。きっかけは夏に行われた「単振動ゼミ」で、ひとつの問題に様々なアプローチがあることを学び、またthinkboardという講義形式も自分で納得のいくまで考えてから田原先生の講義を聴けるので、とても自分の肌に合っていると感じました。

現役生の頃はといえば、予備校にも通いつつ学校でも演習を重ねる毎日で、「公式に当てはめて問題が解ければいいんだ」とか「パターン暗記をし続けなければ、まわりに遅れをとってしまう」なんていう歪んだ考えのもと
やっていたので、自分がやってることの正しい理解が得られないまま、多くの演習題をただただこなし、なにか気持ち悪さのようなものだけが残っていきました。

確かに受験においては、ときにパターンを暗記しその結果まで覚えてしまうことで時間を短縮できたりするので、一概に「悪」だとは決め付けられません。しかし、僕は物理の魅力はそこではない!と思います。

「少ない事実から多くの事実を説明していく」そんな物理学に惚れこんだのであって、事実をばらばらに記憶させるようなソレではありません。

最後に、「田原の物理」は本当に良くできていると思います。

僕は「基本、応用、センター編セット」を受講しましたが、基本事項をしっかり押さえてから演習題へ。演習題の数もちょうど良く、それでいて頻出テーマを網羅している。

自分の頭でしっかり考え、納得しながら受講するようにしていけば、「田原の物理」で大学入試対策は万全だと思います。

野球を教えていて感じたのは、


「勉強と同じだな・・・。」


ということです。


どこが同じかというと、習慣になっている間違った動きから、効率のよい正しい動きに直すときには、ものすごい抵抗感があるわけです。


それに対して、頭ごなしに、「間違っているから直せ!」と言っても、そうかんたんには直りません。


「このやり方でも、それなりに結果が出ている」

「自分には、このやり方が合っているんだ」


といった言葉が、頭の中を渦巻いて、変えようという気持ちにはなかなかならないものです。



コーチングには、いろいろな方法があると思いますが、僕の場合は、生徒の特徴を踏まえながら、まずは、自分自身から「変えたい!」という気持ちが生まれてくるまで待つことが多かったです。


そして、変えようと思って挑戦した行動が生まれてきたら、その結果ではなく、その挑戦に対して、心の底からほめます。


僕自身、それが一番難しいことだと感じているので、その一番難しいことに対して一歩を踏み出してくれたということがとてもうれしいわけです。


そのあとは、コミュニケーションをとりながらの共同作業になります。


癖が出ないような動き方を工夫したり、正しい動き方に似た動きを探して、それを経由して、動きを作っていったり、いろいろとやりました。


コーチの醍醐味は、成長の喜びを共有できることです。


今、教えることを仕事にしているのは、野球のコーチの体験が少なからず影響していると思います。

物理を教えていると、

「自力では問題が解けません」

「どうやったら、問題が解けるようになりますか?」

という質問を受けることがよくあります。



この質問に対して、

「問題をたくさん解くしかないよ」

と答える先生も多いと思います。


でも、これだけだと、漠然としすぎていて、

・どのくらい問題を解けばよいのか。
・問題を解くと、なぜ、自力で解けるようになるのか。
・問題を解いてできるようになる人がいる一方で、できるようにならない人もいるのはなぜか。

といった疑問が残ってしまうと思います。


僕は、問題をたくさん解くと、どういう仕組みで自力で解けるようになるのかというところまで
説明することが多いです。


ですので、もう一歩踏み込んで、自力で解けるようになるまでのステップを考えたいと思います。


それに、問題を解くことで、何が起こるのかが明確に分かっていれば、より効果的なやり方を自分で工夫することもできますから。



僕が考えるのは、次にようなことです。

(1)個々の問題の解法を、問題集の解答を読んで理解する。
(2)何種類かの解法があることを知る。
(3)問題文を見て、どの解法を使えばよいか判断できるようになる。
(4)自力で解けるようになる。


(2)と(3)のあいだには、大きな溝があります。


他人の解答を読めば理解できるけど、自分では解けないという人は、(2)で止まっている場合が多いです。


たくさんの問題について(2)で止まっている人は、次の段階へ進むことができれば、一気に成績を伸ばす可能性を持っているのですが、結果には結びつかないという状況なんです。



夏休みまで、一生懸命努力してきた人は、(2)の段階で止まっている人が多いです。



やるべきことは、新しい解法を覚えていくことではなく、今までやってきたことを整理して、

「解法選択のための判断基準を作ること」

です。


田原の物理は、(2)から(3)へのステップアップを、はっきりと言葉に出して説明しているので、その通りに実行するだけで、自力で解けるようになっています。


僕は、講義で、「解法体系」という言葉をよく使いますが、自力で解くためには「解法」だけでは不十分で、「解法体系」が必要だということを理解してもらいたいからです。


自力で問題を解けるようになる力を養成する最速のやり方は、

「解法体系」と「その使い方」を教えること

です。


このようにすると、短期間で飛躍的に「自力で問題を解く力」がつきます。


(2)から(3)へのステップアップには、「気づき」が必要になってくるため、本来は時間がかかることが多いです。


問題集を同じだけやっても、効果が上がる人と上がらない人とがいるのは、(2)から(3)へのステップを上がれる人と上がれない人とがいるからです。


僕は、予備校講師ですから、受講者のすべてが自力で問題を解けるようになってもらえるように工夫しています。


ですから、講義の中で、(2)から(3)へのステップを誰もが確実に上がれるように工夫してあります。


つまり、「解法体系」を教えるということです。



今回は物理の勉強法について説明していきたいと思う.

物理の学習において,一番の基本となるのは,現象理解である.

はじめに言っておくと,物理は勉強の成果がすぐにはでない.
図示すると
画像

こういうイメージである.

①の区間が比較的時間がかかる.
②の区間を悟りを開くと勝手によんでいるが,ある時期に突然飛躍的に物理ができるようになり,わからない問題ないんじゃね?と錯覚する時期がくる.

ただほとんどの受験生は①でおわっているのが現実である.
②まで引き込むことができれば,生徒は勝手に賢くなっていくので,お役ご免って感じになる.

だから物理の勉強を始めるみなさんにとっての当面の目標は

できるだけ早く悟りを開くことである.

いち早くこの段階を迎えるには,どうすればいいかであるが,それは現象を理解することである.
微積でやろうがやらまいが,それは現象を理解するための手段にすぎない.

そこで一冊どうしてもおすすめしたい本がある.
それが
為近の物理1・2解法の発想とルール
(2010/07)
為近 和彦

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である.
比較的新しい本であるが,これは確実に名著である.

2冊なので値は張るが,理系受験生にとって確実に必要な本であるといっても過言ではない.

微積分で勉強する人も,目を通しといた方がいい1冊である.
何が秀逸かというと,もちろん現象の説明がすばらしい

新しい本で,まだ有名ではないが,現象説明が既存の参考書の中では一番わかりやすい

具体的な使い方としては,まず読むところからスタートする.
ついている問題は難しいのでとりあえず読む.そして基本問題を解く
例題は初学者はやらなくてもよい

必ずフムフムとなるはずだから,そこでおすすめしたいのが,現象理解ノートの作成である.

かなりマゾな自分用の問題集を作る!

かならずノートにもりこんで欲しいのが,定義の確認と単位の確認である.

電場の定義2通りは?
力積の定義は?
定圧mol比熱の定義は?
線密度の単位は?
とかである.登場するすべての物理量に対してである.

もちろん関係式(力学的エネルギー保存則)とかが怪しいひとはそれも盛り込めばいいが,ちゃんと成立条件とかまでしっかり把握することが大切である.

ここまでは全然マゾ的要素はないが,必ずやって欲しい

マゾな問題の例としては,
極板間に誘電体を入れるとどうなるか
PV^γ=一定を示せ(これは微積じゃないと厳しいが)
静止摩擦について知るところを記せ
この設定下ではどんな関係式が成立するか.すべて書き出し,理由を説明せよ
とかw
かなり厳しくていいし,問題が漠然としててもよい

納得した現象を確実にはき出せるようにすることが大切である.

どこまで理解すればいいかというと,目安は人に説明できるくらいまでである.

塾講師をしていて思ったが,塾講師を始めると格段に理解がふかまり,かなり賢くなる.
それをまわりの友達をつかって模擬的に実戦するといい.友達を魅せる必要はないから,正確に教えてあげればいい.
人に説明するということは,かなり頭の中で整理されていないとできないことだから,物理の勉強法としてはかなり適している.

現象理解の補助の問題集としては,学校で配られたような一問一テーマのやつをやればいい
セミナーとかリードαとか,市販のやつなら,新体系物理とか
これらは問題多すぎるから全部やりこむ必要はない
あくまで補助とおもってくれたらいい

解法とルールを読みこんでから問題演習書としてやるべきは,
入試物理良問と要点
(2010/07)
不明

商品詳細を見る

である.
これは入試基礎問題を一通り習得することを目的とする.
これはやりこむべき問題集である.
100問ちょっとで量も問題ないし,とけない問題がないレベルまでやる!

現象理解ノートを継続的にやり,ここまで終われば,入試典型のinputと現象理解のoutputが両立できている段階にある.

つまり上図の①の段階の終盤となっているはずである.

ここまでは任意の受験生がやらないといけない

ここからは,今まで蓄積した現象理解と入試典型問題を問題演習をしながらつなげていく作業になる.

問題に対する正しいアプローチを習得する時期に入る.
これが②である.

とりあえず解法とルールの例題をやり問題へのアプローチの仕方を学ぶ.

ここからは,各人の志望大学にあわせて問題集を選べばいい.
解法とルールの章末問題をやる人もいればいいし,難系やってもいいし,名門の森をやってもいい
現象を理解している分,各問題集にいきなり取りかかるのとでは,捗り方が全然異なっているはずである.
結局物理量の求め方っていうのは,定義から求めるか,関係式から求めるかの2つしかない
現象を理解していると,前者は余裕,後者も理由づけしてとけるようになる.

微積でやる人もここまではやっておくといいと思う
2度デマの感じる部分もあるかと思うが,ここから微積で勉強すると,東大京大でさえ満点をねらえる物理力がつく(マジデ)


一応この時期にやる問題集としておすすめを軽いレビューもつけてあげておく
難関大突破 究める物理Ⅰ・Ⅱ
(2010/12/24)
漆原 晃

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難関大を目指す人は見ておくといい
まとめがかなり実戦的であり,解説もかなり詳しい
近似がある問題とか,n次スリット干渉とか,斜交平面派とか受験生が苦手とするところの説明も充実している.
問題数はすくないが,いろいろな要素が織り込まれておりおすすめの一冊

対象は東大京大旧帝まで

難問題の系統とその解き方物理I・II―新課程
(2004/03)
服部 嗣雄

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言わずとしれた難関大受験生のバイブル
まぁ内容は古い本なので,バイブルは言い過ぎだが,例題は入試典型テーマで設問ちょいむずって感じでやれば力はつく
目から鱗なことはあまりない

白黒なのと,問題と解答が同じページにのっているのが欠点(チラ見してしまうから)
対象は東大,京大,旧帝

漆原晃の物理物理I・II明快解法講座―合格点への最短距離 (大学受験Do Series)
(2005/04)
漆原 晃

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漆原本を薦めたのでこれも載せておく.
難関大攻略よりは難易度は低い
まとめは一見の価値あり

地方国公立大,MARCH,かんかんどーりつ

名問の森物理 (電磁気・熱・原子) (河合塾SERIES)
(2005/05)
浜島 清利

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まぁかなり売れてる問題集

大手の先生の出版物だし,出題は問題なし
とゆかいい問題多い

解説はもの申したいことあるが,問題集めに徹したと思えば全然いい問題集

地方国公立から神大,阪大まで
物理の重要問題160選―IB+II (入試対策シリーズ―重要問題)
(1998/02)
高校物理研究会

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出典はピカイチ

解説はイマイチ
ただ解説がわかるなら,問題選びは秀逸だと思う
中堅大志望者におすすめ

対象は地方国公立から神大まで


それ以下の大学のうけるなら,良問と要点で十分
過去問にとりくめばいい

基礎シリーズ、4週間のスケジュー