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BleedingEdge なんとか、2度の読了。
さすがに、1週目の時よりは、いろいろと見えることがあったような気がするけど。
やはり、気がついたら終了していたという感覚がある。
小説の冒頭、母親としてのMaxineが、子供が登校するのを見送るというシーンで
始まるのですが、終わりのほうでも、やはり子供が登校するのを見送っている。
こんな書き方だったら、ネタバレにもなんにもならないと思うので書いてしまおう。
最後の2章くらいは、全体の中でも有数に読みづらいところだったのではないかと。
どうやらロシア系の話題が多いということはわかった。
どう読んでも、これ英語の綴りではないなというへんてこな単語が
いろいろ登場して、状況も読み取りづらい。
こんがらがっているところに、なぜか、下記の動画のように
古代文明の時代に実際に遊ばれていたゲームの話題が登場したり。
ストーリーを把握するという試み自体が無意味なのかとふと
思ってしまうくらいきつかった。

ユダヤ系の政治思想家でハンナ・アーレントという人が
いて。
この人をモデルにした映画も見てきたけど。
BleedingEdgeでよく登場するユダヤの背景をみるのにいいかも。
アーレントも、ナチスの迫害を逃れて、アメリカに亡命した人だったので。
前回のエントリーで紹介したビリーワイルダーなんかもそういう人。
亡命してアメリカで出世した。
ドイツから亡命した人たち同士で、政治情勢についてドイツ語で議論してその場に
いるアメリカ人を仲間はずれにするみたいなシーンも出てくる。
ピンチョン作品のビジュアルな背景をつかむのにいい映画だったかもしれない。

September11を題材にしたことはわかる。
WTCが崩壊して、その犯人がフィクションとしてわかるのなら、せめて
そこでストーリーというものがつかめるけど。
読んでいて、何かが、解決したような感じもしない。
いや、こちらが読解力不足だっただけで、ちゃんと解決が与えられていたのかもしれない。