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Pluto」(プルート)という名前を最初に提案したのは、イングランド、オックスフォード出身の当時11歳の少女ヴェネチア・バーニーである[13]。天文学と同じぐらいローマ神話ギリシア神話にも興味があった彼女は、オックスフォード大学のボドレアン図書館[14]で以前司書をしていた祖父ファルコナー・マダンとの会話の中で、ギリシア神話のハデスに対応するこの名前を提案した。マダンはこの提案をハーバード・ターナ教授に伝え、ターナはこの提案をさらにアメリカにいた同僚に電報で送った。「Pluto」という名前はスライファーによって公式に採用され1930年3月5日に発表された。

348夜『日本の星』野尻抱影|松岡正剛の千夜千冊

 ところで抱影さんは星の専門家である以外に、乞食と泥棒の専門家でもあった。ジャン・ジュネなのだ。
 なぜ星の専門家が乞食と泥棒に関心をもつのかというと、これはぼくが直接に聞いたことだが、「あなたねえ、天には星でしょ、地には泥棒、人は乞食じゃなくちゃねえ」というのである。