2007-12-04 ■ 詩歌 詩歌 菜の花や小学校の昼げ時 By 正岡 子規*1 私は、主に小学生に受験指導をして生計を立てています。 ランドセルも、学校の風景も、私を取り囲む日常です。 子供が、どんな風に給食を食べているかも聞いています。 いまでも、牛乳が好きな子供、嫌いな子供がいることも聞いています。 最近は、昔に比べて、給食の内容も豪華になっているようです。「昼げ」と書いているくらいですから。 正岡子規も、そんな光景を頭に思い浮かべながら、この俳句を作ったのかな。 *1:正岡 子規は俳人、歌人である。名は常規。幼名は処之助で、のちに升と改めた。俳句・短歌・新体詩・小説・評論・随筆など多方面に渡り創作活動を行い、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした、明治時代を代表する文学者の一人である。死を迎えるまでの約7年間は結核を患っていた。享年34。辞世の句「糸瓜咲て痰のつまりし佛かな」より、子規の忌日9月19日を「糸瓜忌」といい、雅号の一つから「獺祭(だっさい)忌」ともいう。