なぜ、「商法」を学ぶのか?

法学部 商法講座を担当される方に書いたコメントに対して、
再び、当のブログの運営者より、丁寧なご意見をいただく。
商法の講義の組み立てを実際にされている方にご意見が言えるというのは、
Web2.0ならではだと思う。

医学部で、「解剖」の講座を担当している人間が、
「私の講座に実践的な意味合いを持たせる必要はないと考える」
と発言したら、潜在的「患者」である人たちは、
「そんなバカな」
と思うような気がする。

だったら、法学部の教授だって、同じはずだ。

私の中での、商法講座の理想的なスタイル

1 株主総会の開催実務を担当する企業法務マンの講義
2 ソフトバンクによるボーダフォン買収のような大型案件の仲介を
  とった証券会社のM&Aアドバイザリーをやっている人の講義
3 シリウス・テクノロジーのような会社に出資している三菱商事
  事業投資責任者による講義

残りのコマ数で「大学教授」的な商法の「読み方」に関する講義をしたほうが、
上場企業 銀行 証券会社 ファンド 商社
といった業界に就職する際に役に立つような・・・。
「商法」は、こういった業界に就職するための手段ではなかろうかと思う。

こういう業界に就職する気がない人でも、このことは、知っていたほうが
いいと思った。