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PS3、3月はWiiの販売台数上回る
龍が如く3」と「バイオハザード5」の人気で、3月は日本の据え置き型ゲーム機市場でPS3がトップになった。(ロイター)

2009年04月07日 07時30分 更新
 2009年3月、セガサミーカプコンの人気タイトルのおかげで、ソニープレイステーション 3PS3)が日本で16カ月ぶりにWiiの販売台数を上回った。ゲーム雑誌社エンターブレインが報告した。

 ビデオゲーム売り上げは、苦戦が続くソニーのゲーム部門がいつ回復するか、また任天堂の成長の勢いがどれだけ残っているかを量るヒントとして注目されている。

 3月29日までの5週間で、日本のPS3販売台数は14万6948台。これに対してWiiは9万9335台、MicrosoftXbox 360は4万3172台だったと、エンターブレインは4月6日に報告した。

 セガサミーカプコンの人気アクションアドベンチャーゲームの最新作「龍が如く3」と「バイオハザード5」がこの期間のゲームソフト売り上げの1位と2位を占め、PS3の需要拡大に貢献した。

 みずほインベスターズ証券のアナリスト、田村悦子氏は、PS3は3月に躍進したが、現行世代のゲーム機の中で最もユーザー基盤の大きなWiiに開発リソースを投じるソフトメーカーは増えており、PS3Wiiの世界的な優位を脅かすことはなさそうだと語る。