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Tribute to Degital Entertainer
SI屋のヒトがCOBOL使いの古いヒトを蔑むように、俺らの世代のゲーム屋が、ファミコン時代に活躍して今何もできない偉いヒトに微妙な感想を抱くように。
PS初期からプラプラしてた自分は、現在の最新についていくのがやっとで、今の最新のヒトからは、化石化して見えるだろう。こりゃもう詳しいヒトに任せて、自分は単純に学習すべきだと思っていたけどそうは問屋がおろしてくれない。
スペシャリストかゼネラリストかという問題なんだよな。ゲームの制作は分業が進んでいて、サーバプログラムのキリキリ、クライアントプログラムのキリキリ、3Dプログラムのキリキリ、絵描きのキリキリ、企画屋のキリキリ、それぞれ分野がまるで違って来ていて、全体を見渡してものを考えるのが、ワケがわからぬレベルで難しい。ヒアリングして間を取ればいいとかいう状況ではない。
そもそも、今のプログラムもグラフィックも一生を賭しても覚えきれないレベルなのだから。ゼネラリストは相当につらい。
自分の守備範囲をどこに設定すればいいのかというのは、とても大事な問題ですな。
どんな職業の世界にいても、そうだと思います。
日本の組織のクソな所は、単にコミュニケーション能力のある奴に、ゼネラリストがやるべき仕事させたりするところだからなー。
そりゃ、いろんなこと学ぶより、人当たりだけ伸ばしたほうが日本で生きていくには効果的だけど、素人を中心に立てるのはプロジェクトの失敗の原因だ。
いろいろな名前の会社が思い浮かびます。
うまくいっているIT系って、トップが、ITの外から来ている場合が多いような気がしてならない。
でも、突き抜けることがない。
Googleとの最大の違いはそこだと思う。