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第11章 演算子の多重定義
私が言葉を使うとき、その言葉は私がそれの意味として選択したことを意味する。−それ以上でもそれ以下でもない。 Humpty Dumpty
ハンプティ・ダンプティは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』にも登場し、アリスと意味論についての議論を交わす。
「わたしは言葉を使う時に」ハンプティは、いささか威張りくさった口調で言いました。「自分がえらんだ意味だけで使うのだ――それ以上でも以下でもなく」
またハンプティは同じく『鏡の国のアリス』で、ジャバウォックの詩にある難解な単語に対して彼流の解釈を行う。
ライマン・フランク・ボームの『Mother Goose in Prose』では、このなぞなぞはハンプティの死と、彼を救おうとする家来たちの試みを目撃した、王様の娘によって考え出される。
ルイス・キャロル(Lewis Carroll、1832年1月27日 - 1898年1月14日)は イングランド北西部チェシャー州ダーズベリ出身のイギリスの数学者、論理学者、写真家、作家、詩人である。
本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンで、作家として活動する時にルイス・キャロルのペンネームを用いた。なお、Charles Lutwidge Dodgson:「Dodgson」の実際の発音は「ドジソン」ではなく「ドッドソン」に近いが[1]、この記事では慣例に従い「ドジソン」と表記する。
作家としてのルイス・キャロルは、『不思議の国のアリス』の作者として非常に良く知られている。「かばん語」として知られる複数の語からなる造語など、様々な実験的手法で注目されている。数学者としては、チャールズ・ドジソン名義で著作を出している。
キャロルの言葉遊びやロジック、幻想文学に対する才能は、最も素朴な読者から最も洗練された読者まで、多数の読者を惹き付けてやまない。キャロルの作品は出版以来人気を博し続けており、その影響は児童文学の域に止まらず、ジェイムズ・ジョイスやホルヘ・ルイス・ボルヘスのような20世紀の作家らにも及んでいる。
目次
11-1 イントロダクション
11-2 演算子関数
11-2-1 単項 2項演算子
11-2-2 演算子の定義済みの意味
11-2-3 演算子とユーザー定義型
11-2-4 名前空間内の演算子11-3 複素数型
11-3-1 メンバ・非メンバ演算子
11-3-2 混合モード演算
11-3-3 初期設定
11-3-4 コピー
11-3-5 コンストラクタと変換
11-3-6 リテラル
11-3-7 その他のメンバ関数
11-3-8 ヘルパ関数11-4 変換演算子
11-4-1 曖昧さ11-5 フレンド
11-5-1 フレンドのスコープ
11-5-2 フレンドとメンバ11-6 大規模なオブジェクト
11-7 重要な演算子
11-7-1 明示的なコンストラクタ11-8 添え字
11-9 関数呼び出し
11-10 間接参照
11-11 インクリメントとデクリメント
11-12 文字列クラス
11-13 アドバイス
11-14 練習問題