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- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/07/22
- メディア: DVD
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あらすじ
仕事熱心ながらも、多少職場のメンバーや、働き先のオーナーとの人間関係をこじらせているケイトという女性シェフが
登場する。オーナー(ポーラ)はそんな彼女のメンタリティーを心配してか、ケイトをセラピーに通院させている。
ケイトの姉が事故死して、その娘であるゾーイは1人残されることになった。
常々、姉より、自分に万が一のことがあったら、娘のことをよろしく頼むといわれていたケイトは、ゾーイを
引き取ることになる。
逝ってしまった母親のことが忘れられないゾーイは、ケイトの懸命な働きかけにもかかわらず、なかなか彼女に
なじもうとしない。
一方、職場では、ポーラが新規のシェフの採用に踏み切った。
新しくやってきたシェフの名前はニック。イタリアで修行を積んだ腕のいい料理人。
料理の腕前だけでなく、頭の中もイタリアに染まったために、音楽に踊りに、冗談にと、自在に使いこなして、
たちまち、職場の中での存在感を高めていく。
職場である厨房での自分の存在感がなくなることを心配して、ケイトは露骨にニックへの警戒感を示す。
しかし、ニックが、自分が散々手を焼いていたゾーイの心をたちまちつかむのを目にして、
彼への態度を改めていく。
ケイトに引き取られてから、彼女の厨房に出入りするようになっていたゾーイは、ケイトとニックの間に
親密なものが出来上がるのを嗅ぎ取り、二人を結びつける細工を打つ。
結果、二人の仲は急接近するようになった。
ケイト、ゾーイ、ニックの3人の関係は、順調なように思えたが、色々な事件が起こる。
ケイトは、学校からゾーイを職場に長時間駆り出すのは問題があると指摘をうける。
受け入れたケイトは、ゾーイに職場にはもう近寄るなということになるが、ゾーイはそのことで、ケイトとの
距離感をもってしまい、まず二人の関係がギクシャクする。
一方で、ケイトとニックの間も気まずいことになる。
ニックの存在感が、相変わらず職場で強力になり、自分が希薄になったように感じたケイトは、
ふたたび、ニックにビジネスの上での不信感をあらわにする。
ニックも、ケイトの不信感にうんざりして、ケイトの勤め先に辞表を出す。
そんなおりに、ゾーイが失踪したという電話がケイトに入る。
彼女は、ニックの力を借りて、ゾーイを見つける。
母親の面影を追いかけての、逃避行だったことがわかる。ゾーイは自分が発見された現場で改めて、
ケイトと、仲良くする意思を固める。
ニックは、ケイトに新しい職場で、責任感のあるポストを任されたことを告げる。
ケイトは、彼と別れてから自分の人生の進め方に悩みだす。
そして、最終的な決断を下し、自分が今いる職場から去った。
ケイトは、ニックが、次の職場にいくのを引き止めて、新しく店を始めることにする。
あらすじを読んでいただくとお分かりになるかと思いますが、登場人物の間のすべての間柄が微妙です。
一体、この映画の眼目が何なのかよくわからなくなってしまいます。
華があるように映像が作られていますから、なんとか最期まで鑑賞しましたけど、実は最期の10分間は
寝てしまいました。
まあ、ベッドで寝転がっていたということもあります。でも、これが「AVATAR」だったら、ここまであっさり
グースカ寝てしまうことはなかったかもしれない。
筋書きやテーマのようなものがシンプルではっきりしているということはとても大切なことなのだと思います。
親子関係と、恋人の関係がごちゃごちゃと交錯するストーリーになってしまったので、
どうも、焦点が合わなかったのかもしれない。
レストランの雰囲気。
ケイトとゾーイの親子ごっこ。
ケイトとニックの夫婦漫才。
こういったものが、最期まで、あまり混じらない形で、ストーリーが進行してしまったのが、
寝てしまった原因かもしれない。
親子という関係が、前面に出てしまった、ケイトの異性関係の部分が、遠くにかすんでしまうような部分が
あるような気もいたしました。
ケイトが、ゾーイのベビーシッターに頼んだ女子学生シャーロットが、致死性のウィルスの書籍をもっていたのが
傑作。
やはり、論文執筆中の学生が、ポストを得るまでに、手に染める生活費獲得手段は
どこの国でも変わらない。
センター試験が終わった直後にみると、そういう現実的な側面が、じわじわと、みえてしまいます。
現実逃避したいな。
だから、映画みているのかな。