http://twin.blog.ocn.ne.jp/physicomath/2011/02/post_fb8f.html

たとえ社会主義が正義だとしても、そういう人間軽視の社会主義が許されるはずはないが、ポルポト社会主義には知的な人たちへの極端な憎悪があったように思える。多くの医者、教師、法律家その他のインテリはこの強制労働で都会から農村へ強制移住させられ、かつ強制労働で亡くなったらしい。この人数ははっきりしないが、120万とも100万とも言われる。

武谷三男には「時計をかなづちの代わりに使うべきでない」という議論があり、これは高木仁三郎の「市民科学者として生きる」(岩波新書)に詳しいが、ある時期のカンボディアでは時計(インテリ)はかなづち(労働者・農民)として使えなければ、無用で生きている価値がなかった。