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ずっと難系をやっていて、はじめて「全問正解」を初見で
出来た。おかしいやろこの問題集。
すごくうれしかったのでブログに記す。
「質量分析」でGoogle検索をかけたら、
ノーベル賞が出てきた。しかも日本人。田中さん。
そういえば、話題になっていたな。大学生の時。
[SHIMADZU] ノーベル賞と質量分析 10の質問 | 会社案内 - 田中耕一記念質量分析研究所 | 島津製作所
3.田中さんの受賞理由は?
2002年のノーベル化学賞は、タンパク質などの生体高分子を調べる技術に焦点が当てられました。そして、田中さんの受賞理由は、質量分析のための「ソフトレーザー脱離イオン化法」を開発したことです。田中さんを含む5人の研究チームが、1985年2月に、それまで不可能とされていた、「タンパク質を壊さないでイオン化すること」に世界で初めて成功しました。つまり、質量分析でタンパク質を研究する道を開いたのです。その後、多くの研究者の努力によりその技術が発展して、今では病気の診断や薬の開発になくてはならない技術となりました。
4.質量分析とは何ですか?
全ての物には、重さがあります。分子の重さは、その種類や性質を調べる上で非常に重要です。しかし、あるタンパク質(生体高分子)1個の重さは、1グラムの1千億分の1のまた1億分の1くらいです。このように非常に軽い分子レベルの重さ(質量)を量るのが質量分析です。体重計のようなハカリとは全く違った、いろいろな工夫(技術)が必要になってきます。
5.タンパク質とはどういうものですか?
人間は約60兆個の細胞からできています。細胞は主にタンパク質からできており、タンパク質は人間の体重の約15%を占めています(70%は水分)。タンパク質は、脳、神経、臓器をかたち作ったり、それらが働いたりするときに重要な役割を果たしています。人間の中には、約10万種類のタンパク質があり、それぞれが固有の質量を持っています。タンパク質の1個1個は、多く(数十以上)のアミノ酸と呼ばれる物質がつながっています。タンパク質をつくるアミノ酸の種類は、全部で20種類あります。
9.イオン化とは何ですか?
分子で、通常状態から電子が余分に付いたものを負イオン、電子が足らないものを正イオンといいます。分子をイオン状態にすることをイオン化と言います。イオンは、電気の力で引きつけられたり、反発したりする性質があり、その性質を利用して、質量を量ります。イオン化法には色々な方法が考案されていますが、田中さんらが開発したイオン化法(ソフトレーザー脱離イオン化法)は、マトリックスと言われる補助剤と試料を混ぜレーザーを当てる方法です。(図3参照)
10.マトリックスって何ですか?
固体や液体などの物質は、高温にすればするほど壊れるよりも気化の方が促進されるという性質があります。光のエネルギーを吸収しやすい物質(小さなツブ)と試料分子を混ぜてレーザー光を当てると、小さなツブが試料分子よりも先にエネルギーを吸収し、試料分子が壊れないでイオン化するのを助けます。このように、試料分子のイオン化を助ける補助剤(ショック吸収材、クッション材のようなもの)をマトリックスといいます。田中さんらのグループは、コバルトとグリセリンを混ぜたものをマトリックスとして使用しました。
追記
http://sankei.jp.msn.com/science/news/130821/scn13082123100002-n1.htm