読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

支払い手段としての携帯電話


Suicaとか、Felicaとか使い慣れている日本の携帯電話ユーザにとっては、何を今更ということなのだと思いますが。
アメリカに旅行とかショートステイとかしたことのある人で、
買い物の経験がある人っているでしょ。
私も、旅先でどうしてもシャンプーとか買わないといけない時とかありました。
それで、ウォルマートとか、むこうの大手のチェーンに
買い出しにいくと。
そして、レジで並ぶのだと。
日本から、アメリカに遊びにいって一番驚くのは
きっと、アメリカ人が、クレジットカード使いまくりの
人だということなのではないかなと。
私が、大学で商法の勉強をしていたことを思い出します。
たしか、手形法の授業でした。
手形が何かということは、おいときます。
そのとき、電子マネーの法的な研究をしていた先生が
アメリカ人が、クレジットカード使いまくりの人たちだという
ことを講義で話されていたのです。
あらゆる買い物にクレジットカードが使えると。
お客さんが。
ということは、どんな業者も、お客さんがクレジットカードが
使えるようにシステムをもっていないといけない。
そういうシステムを運用しているのが、どうやら
このビデオに登場するFirstDataという会社なのかなと
思いますが。
誰しも、クレジットカードは使ったことがあるでしょうけど。
僕だったら、大型書店にいく。
本をもってレジにいく。
カードを差し出す。
店員が、カードをマシンにかざす。
僕の銀行口座からお金をひきだせる信用会社から
書店に、本の代金が転送されるようになる。
後日、僕の口座から信用会社にお金が動くと。
で、そのとき、僕は、店員さんからうけとるレシートに
たしかに、僕はクレジットカードで買い物をしたという
ことを証するサインをする。
たしか、こんな仕掛けだったような。
刑法の授業でクレジットカードを巡る経済事件に
詐欺罪がどうやって適用されるのかということを
やってたな。
クレジットカードに限らず、僕のお財布にはカードと
いわれているものがたくさんある。
書店専用のカードももっている。
本を買えば買うほど、書店のカードにポイントがたまる。
TSUTAYAでビデオをレンタルしたら、その都度、ポイントが
Tカードにたまるみたいな。
吉野家なんかも、「このカードをもっていたら、無料で生卵
ついてきますよ。」
などというキャンペーンをやっているよな。
そういえば。
それと、ぐるなびのようなクーポンだね。
もっていったら、ビールがただとか。
飲み代が10%オフとか。
というわけで。
僕のお財布にあるのは、現金だけではなくて、
ありとあらゆるカードがいっぱい入っているわけ。
書店。吉野家TSUTAYA。銀行。郵便局。
役割が微妙にことなるそれぞれのカードを使い分ける。
Googleが今回発表したWebServiceは、
GoogleWalletというもの。
AndroidOSをインストールした携帯電話が、
「お財布」になると。
僕が上記で色々な具体例を書いたけど、
その都度、必要だった「リアル」な「カード」が
全部不要になる。
クレジットカードでの買い物は、スマートフォン
レジのマシンにかざすことで決済完了。
スターバックスのようなお店でコーヒーを購入するとき、
携帯電話をレジのマシンにかざすことで、
スマートフォンの、GoogleWalletというアプリに
ポイントがたまるようになる。
月末の家賃の支払いのような「振り込み」については
言及されていなかったな。
いずれはそういうこともできるようになるのかな。
ということで、

PayPalという会社でインターネット上での決済を
するための技術を研鑽している人(現在Google)。
電子決済の専門家(Google
情報セキュリティの専門家(Google
Citi(クレジットカード屋)
MasterCard(クレジットカード屋)
Sprint(携帯電話のキャリア業者?)
FirstData(決済に関する情報のシステム屋)

こういう人たちが、GoogleWalletのお披露目に
登場しております。
I/Oでどうしてやらなかったんだろうと。
ふと思いますが。
NewYorkOfficeでの発表。
明らかに、タイミングがおかしいのではないかと。
まあ、そんなことどうでもいいことですが。
この会場でのデモは。
GoogleWalletというアプリをネクサスSで立ち上げると。
そして、Googleのエンジニアがそのアプリに自分の
使っているクレジットカードの口座情報を入力する。
「クレジットカード」に化けるネクサスで、
小売店の店員役になっている人に、デニムをもって、
決済をお願いする。
その前に。
デニムを買う前の情報収集もGoogle検索ですると。
そして、目をつけたデニムを扱っている会社のウェブサイトに
いく。
そこに、GoogleWallet対応のクーポンのバナーがある。
GoogleWalletをOnにした状態で、そのバナーをクリック
すると、GoogleWalletのアプリの画面にそのバナーが
表示される。
クーポン情報が、表示されていて、かつクレジットカードにも
なっているGoogleWalletを、「店員役」の人が
マシンにかざす。
そのマシンは、AndroidOSの携帯電話を、クレジットカードと
同じように認識する。
そして、クーポン情報についてもしっかり認識している。
だから、デニムの価格が、10%ほど(記憶)たしか、
ディスカウントされる。
これで、デニムの売買代金は、めでたく、アパレル屋の
口座にいくことになる。
買い物客役のGoogleエンジニアは、めでたく、「娘」に頼まれたデニムを購入することができると。
これで、Androidのユーザがもっともっと肌身離さないで
携帯電話を触りっぱなしになってほしいと。
そして、Google検索の画面や、Adsenseの張ってある
ウェブサイトにせっせとアクセスしてほしいと。
きっとそこには、魅力的なお買い物情報がところ狭しと
あるだろうから。
まあ、破産法とか勉強していた身からいうと、
お買い物が、「安く、はやく、うまく」という方向に
いくと、「使いすぎる人」のことが気になってしまったりしますけど。
そんなことは、別に、いまにはじまったことではないですから。
でも、アメリカの金融恐慌のニュースとか観ていると。
本当に、びっくりするような借金の仕方をする人とか。
いっぱいいるみたいだよな。
そういう国民性があるところに、GoogleWalletみたいな
アプリ、ばらまくとどうなるのだろうと。
もちろん、資産より使いすぎる人のアカウントは、停止
するようになっているだろうけど。
そんなこともちょっと気になりながら。
ネットワークエンジニアの心得があれば、
かめる話なのではないかなと。
どうなんだろう。
FirstDataの社長だったかな。
ちょっと前は、まず、スーパーマーケットでの
カード使用は不可能だったけど、今は当たり前に
なったと。
レストランの食事代金の決済もそうですと。
とまあ、いろいろ細々とした決済に、じわじわと
電子決済が拡大してきた歴史についてチョロっと
話をしていました。
Googleが、最後の一押しをするというところでしょうか。
こんなところにも大企業が先進的にもっているノウハウが
中小事業者にどうやって拡散していくのかという
実例が観られるわけですかな。
Wikipediaから。

First Data Corporation is an American payment processing company headquartered in Atlanta, Georgia. First Data is a provider of electronic commerce and payment solutions. The company's portfolio includes merchant transaction processing services; credit, debit, private-label, gift, payroll and other prepaid card offerings; fraud protection and authentication solutions; electronic check acceptance services through TeleCheck; as well as Internet commerce and mobile payment solutions. The company's STAR Network offers PIN-secured debit acceptance at ATM and retail locations.

Google事業の一角が垣間見ることができるおもしろい
発表会だったと思います。
これからどうなるのかな。
AndroidProject.
Iphoneは乗り遅れたけど、Androidや、発表当初から
眺めていたから、なんとなく思い入れはあります。
それにしても、見事な連携プレー。
Googleは、ほかの業界との提携がうまいような気がします。
ビジネスっていうのは色々な人たちをいい意味で巻き込んで
いかないと、動かないのだなと思います。
それは、どんな場合にもいえること。
コミュニケーションって大事だよね。
そういうところに落としどころがあるわけですが。
通話の手段としての携帯電話だと。
情報収集の手段としての携帯電話だと。
エンターテインメントを楽しむための携帯電話だと。
やれ、ゲームアプリ。それUtility。
GoogleMusicBetaなんてのもありました。
そういえば。家電の要素もおおいにあると。
支払い手段としての携帯電話なんだと。
オセロの王道は端っこをがっちり押さえることですわな。
負けまくってますけど。
そして、その端っこから、切れ目がないように自陣を
拡大させていくと、どんどん相手方の駒のおける場所が
なくなっていくと。
だから、端っこや、隅っこをめぐる作戦さえ、しっかり
たてて、それが成功すると、前半どれだけ駒が少なくなっていても、試合の終盤には、ほとんどの盤面を支配下に
おくことができるようになっていると。
GoogleのこのAndroidの戦略を眺めていると、
そういう恐ろしさのようなものが感じ取れる。
ような気がする。