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第8章 名前空間と例外

時は787年!
A.D?    Monty Python

モンティ・パイソン(Monty Python)は、イギリスの代表的なコメディユニット。明らかにモンティ・パイソンを話題にしている場合、単にパイソンズと言うこともある。その世代を超えた人気はオックスフォード英語辞書に"Pythonesque"という造語が載る事からも推測できるだろう。
1969年から始まったBBCテレビ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』で人気を博し、アメリカのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」等に大きな影響を与えた。
日本でも1976年から、東京12チャンネル(現テレビ東京)で、深夜に吹替版が放送され、広川太一郎などの芸達者な声優陣が参加していたこともあり、カルト的な人気を博した。
ふつうグレアム・チャップマンジョン・クリーズテリー・ジョーンズマイケル・ペイリンエリック・アイドルテリー・ギリアムの六人を指す。ただし、唯一のアメリカ人でアニメーション担当のギリアムを入れないことや、逆にニール・イネスとキャロル・クリーヴランドを勘定に入れることもある。
1989年10月4日、グレアム・チャップマンの死に伴い事実上の解散。奇しくも結成20周年前日の事であった。ただしチャップマンは遺灰としてその後も時々姿を見せている。
2009年、アメリカ合衆国のケーブルTVチャンネルIFC(Indipendent Film Channel)で同年10月に放送されるドキュメント番組『Monty Python: Almost the Truth (The Lawyer's Cut)』 のために再結成されることが発表されている。

はじめて、こういうユニットがあったことを知る。メンバーの経歴がまた面白い。

規律やタブーというもので、強烈に日常を支配されているはずの、二人が、「実がゲイ」という非日常でおおわれる。

グレアム・チャップマン (吹替:山田康雄安原義人
1941年1月8日ミッドランド州レスター生まれ。ケンブリッジ大学卒。医師免許保有。
警察官や軍人、医者などの役を得意とする。ゲイであることをカミングアウトし、ゲイの人権を守る活動家としても活躍した。登山家でもある。非常な酒好き(特にジン)のために撮影に支障を来たす事が多かった。
脊髄ガンで1989年に没した。48歳。
「Live At Aspen」では遺灰で登場(?)したが、テリー・ギリアムにぶちまけられ、しまいには掃除機で吸われてしまった。

ジョン・クリーズ (吹替:近石真介納谷悟朗
1939年10月27日サマーセット州ウィストン・スーパー・メアー生まれ。ケンブリッジ大学卒。弁護士資格を持ち、弁護士、官僚、アナウンサーなどの高圧的な役を得意とする。
196cmと非常に長身。その長身と関節の柔らかさを生かした“バカ歩き(Silly Walk)”は有名。
60歳を越えた現在でも俳優として活躍し、近年ではハリー・ポッターシリーズ、チャーリーズ・エンジェル フルスロットル、007シリーズに出演。

テリー・ジョーンズ(吹替:飯塚昭三
1942年2月1日北ウェールズ地方コリン・ペイ生まれ。オックスフォード大学卒。
ドタバタ喜劇的なシチュエーションを得意とする。また女装したオバさんキャラクター(ペパーポット)に特に冴えを見せる。
大学時代に学んだ英国の歴史学に詳しく、ジェフリー・チョーサー十字軍研究でも知られる。
作詞/作曲を手がけ自らもなかなかの歌唱を披露したかと思うと、『ラビリンス/魔王の迷宮』の脚本を書き、映画監督作品も『ライフ・オブ・ブライアン』、『人生狂騒曲』の他にも『ヤング・インディ・ジョーンズ 若き日の大冒険』の1話(ノベライズ題は「笑うバルセロナ」)など多数有るマルチ・タレントである。

マイケル・ペイリン(吹替:青野武
1943年5月5日ヨークシャー州シェフィールド生まれ。オックスフォード大学卒。
様々な役柄をこなしているが「イッツ・マン」が有名、ルックスどおりの好人物として知られている。
活動後、BBCで彼の旅行番組が放映され、いくつかはDVDで入手可能である(「八十日間世界一周」「北極から南極へ」など。)。

エリック・アイドル (吹替:広川太一郎
1943年3月29日ダーハム州サウスシールズ生まれ。 ケンブリッジ大学卒。
大学では言語学を学び、「喋る為に喋る」というような言葉遊び的なギャグを得意とする。ハンサムであったので、優等生役や女装もこなす。
得意の歌を生かし、音楽面を担当することが多かった。後にはCDデビューやイギリスの音楽番組に登場しヒットチャートもにぎわせている。ビートルズのパロディ・バンド「ラトルズ」でも有名。
現在はアメリカ合衆国に在住。

テリー・ギリアム (吹替:古川登志夫飛田展男(PC用のみ))
1940年11月22日アメリカ合衆国ミネソタ州メディスィンレイク生まれ。オクシデンタル大学卒。
メンバー唯一のアメリカ人。もっぱらスケッチ間を繋ぐアニメーションを担当し、本編にはほとんど端役としてのみ出演。
活動後、『バンデットQ』『未来世紀ブラジル』『バロン』『12モンキーズ』などで高名な映画監督となった。

例外性を認めない規則に一般性はない。 Robert Burton

Life

Born at Lindley, Leicestershire, Burton spent most of his life at Oxford, first as a pupil at Brasenose College, and then as a Student (the equivalent of a fellow at other Oxford and Cambridge colleges) of Christ Church. He studied a large number of diverse subjects, many of which informed the study of melancholia for which he is chiefly famous. He was appointed vicar of St. Thomas Church in Oxford in 1616, and in 1630 he was also made the rector of Segrave, Leicester.
Burton was a mathematician and dabbled in astrology. When not depressed he was an amusing companion, "very merry, facete, and juvenile," and a person of "great honesty, plain dealing, and charity." Merry, indeed, Burton had favorite sources for laughter. In 1728 Bishop Kennet wrote that:
"I have heard that nothing could make him laugh, but going down to the Bridge-foot in Oxford and hearing the Barge-men scold and storm and swear at one another, at which he would set his Hands to his Sides, and laugh most profusely."
Burton's burial in Christ Church Cathedral, Oxford, evinces that rumors of his suicide by hanging are unfounded.


目次

8-1 モジュール化とインターフェース

第6章で登場した電卓のプログラミングを素材にして、ソフトウェアの設計というものをどうやって実行してくのかというプロセスの断片をみることが
出来ます。
いままでの、記述は、正直、読んでいてつらいところがあったのですが、今日は「この本の山の一つ」に出会えたような気がします。
記述が全体的にダイナミックで、読んでいて、すいすいきました。
もっとも、ソースコードがすらすら読めたかどうかとは、あくまで別の問題です。

プログラミング業務を遂行していく上での問題点→解決
新たな問題点の発生→解決

この流れが、伝わってきて、面白い。ケース・メソッドといったらいいのかな。


8-2 名前空間

私が、いままでみてきたC++の入門の中で、名前空間についてここまで、詳しくあつかったものはありませんでした。
あくまで、プログラムが動けばいいのだということを目的にして、必要最小限度の説明にとどめているものが多かったのですが、(野村NRI,小林先生)
この筆者は、そういう扱いには、しませんでした。
むしろ、ある、プログラムを使う人、使われるプログラムを作成する人という役割分担をしていくなかで、プログラミングの共同作業を進めていくことを
想定して、プラクティカルに説明しています。なぜ、こういう説明になるのかということにも、とても説得力があったように思います。

 8-2-1 限定子付の名前
 8-2-2 using宣言
 8-2-3 usingディレクティブ
 8-2-4 複数のインターフェース
 8-2-5 名前の衝突の回避
 8-2-6 名前の照合
 8-2-7 名前空間の別名
 8-2-8 名前空間の合成
 8-2-9 名前空間と古いコード

8-3 例外
Effective C++というテキストを、通読していたときに、これの扱いについてかなりいろいろと記述があったのを覚えています。
「例外」という名前はついていますが、想定外の、トラブルが、プログラムを動かすときに起きるというのは、「よくある」ことなのでありますから。
「例外」というラベリングはされていても、「業態の常」のこととして、しっかり学習していきたいと思います。
ただ、こういうところも、実際にプログラミングの実務をつんでみないことには、いまいち、しっくりと腑に落ちるということはないのでありますが。

 8-3-1 スローとキャッチ
 8-3-2 例外の区別
 8-3-3 電卓プログラムの例外

8-4 アドバイス

8-5 練習問題

例外については、第14章でさらに詳しく取り上げる。