人間性について
人に頭を下げるのが嫌いな人間|和田秀樹オフィシャルブログ「テレビで言えないホントの話」
そんな私が、ぺこぺこするのが平気になれることが一つある
今、あるスポンサーに逃げられて、せっかく撮った映画がお金に困っている
私の尊敬する先生が足しになるからと少し出してくれた
妻がへそくりを出してくれて頭がまた上がらなくなった
今、金を出してくれる人には、土下座もするし、靴くらいならなめる
パチンコ屋が金を出すと言えば、おそらく批判はやめる
ヤクザだけはさすがに、今後のことを考えるだろうが、スポンサーは神様だ
逆に、金を出すと言って、払わないスポンサーと名乗る人間は一生恨み続けるだろうし、そのまま出さなければ、私の知る範囲の人間に全部、言いふらすことになるかもしれない
映画はそのくらい人間を変える
頭を下げるのが嫌いだから医者になったのだが、それがこれだけペコペコできるのだから怖い
三枝成彰さんも、それまでは作曲家の先生だったのが、オペラを始めて、金集めに回るようになってから、すごく腰が低くなって、品行方正になった(そうでないとスポンサーに逃げられるからだ)そうだ。
ものすごくわかる
プロモーションというものについて、ディープに考えるな。
スポンサー集めるってそういうものなんだな。
映画は、一種のメッセージの発信だろうから。
この先生は、これだけたくさんの著書を書いて、まだ発信したりないことが
あるということか。