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架空の町ダックバーグに住む世界一金持ちのアヒル。年老いている。ドナルドダックの伯父で、お金を何よりも愛している。(ただし、ダックテイルズでは、本心ではお金より家族を大事にしている)1987年スタートのテレビシリーズ『ダックテイルズ』では初の主人公を務めた。そこでは姪(ドナルドの妹)の息子ヒューイ・デューイ・ルーイなどと共演しているが、なぜか、甥であるドナルドとの共演は極めて少ない。世界一の金持ちと言い張る彼だが、かなりの倹約家であり、常にお金儲けの事ばかり考えている。そのためか、『ハウス・オブ・マウス』では、ライバルのフリントハートのような強欲な悪役のように描かれていた。
自分の所有するお札の番号を全て暗記しており、いつ、何の仕事で稼いだお金かも見ただけで見分ける事が出来る。様々な財宝を捜し求めているが、お金ならなんでもいいという訳ではない。身につかない「あぶく銭」は欲しがらず、事業で正当に稼いだお金や苦労して探し出した財宝にだけ貪欲でハイリスクのギャンブルにも興味がない。タダなどの言葉に弱く、基本的にお金を払いたがらない。一見、強欲で自分勝手な頑固者に思われがちだが根は家族思いで、自分のやり方が間違いだと気づくと人のために(無論、お金や財宝を犠牲にしてでも)行動するようになる。ダックテイルズの物語の構成では、前半は金の亡者で後半は優しい伯父さんとして描かれるケースが多い。
趣味は、金貨が大量に保管してある金庫をプールに見立てて泳ぐことや硬貨を上に積み上げていくことなど。また、バグパイプの演奏を好むが下手。世界一の腕を持つ親友のロイ伯爵に習ったのでフェンシングの腕はなかなかのもの。ここでは、金庫経営者、製菓会社社長、資産家、実業家、投資家、コイン収集家、冒険家などといった様々な顔を持つ人物として設定。好物はスコーン(スコットランド発祥のパン)である。
マチルダ・マクダック、ホーテンス・マクダックという二人の妹がいて、ホーテンスがドナルドダックの母親。
これまでの経歴[編集]
1867年、スコットランド生まれ。生まれて初めて自分の手で稼いだ10セント硬貨(これが後の幸運のコインである)が米国のものであったことから米国に興味を持ち、渡米した。その後も、各地を転々とし、ゴールドラッシュ最中のクロンダイクを訪れ金塊を発見する。それ以後も、石油やダイヤモンドなどで資産を増やす機会に恵まれ、最終的に世界一金持ちになった。
恋人はいるが結婚はしておらず、財産を分けなければならないという理由から一生独身を通すと決めている。(ただし、2回ほど結婚しようとしたことがあった)