ブランド好きの親をギャフンと言わせてやりたい!|和田秀樹オフィシャルブログ「テレビで言えないホントの話」

実際、最後まで残ってくれた7人全員を東大合格ラインに乗せて、一人がセンターで失敗して足切り、一人は文3の合格点は取れていたが文1でおちたものの、残りは合格。
講師を、そして頑張った生徒をほめてあげたい。いい生徒には抜けられて、東大合格者5人のうち二人は白百合だった。
それだけ頑張っていても、親御さんのほうはブランド塾に行かせたいらしく、4月10日の説明会の応募はたった4組という。

http://www.hidekiwada.com/wadaj/index.html

震災の影響でふだんより少ないのは、いろいろな教育関係者から聞く話だが、率直に言って悔しい。ブランド塾に行っても、できる子は伸ばしてくれるが、できない子は食い物にされるだけなのだが、親御さんはそうは思わない。しかし、冷静になって考えてほしいが、開成だって桜蔭だって、卒業生の4人に一人しか東大に現役で入っていない。相当なブランド塾でもせいぜい在籍者中の東大合格率は4割いかないだろう。塾の選択を間違った親たちにほえ面を書かせるために私は教育産業を続けたい(本日は、ちょっと頭にきているから下品だがかなり本音に近い。私の教育産業は金もうけより意地でやっている)

こういうところが、とてつもなくアクの強さを感じるが、
だからフォローしてしまうという面もある。
そう和田先生のビジネスには、某有力塾みたいな存在の
あり方が、あまりオープンではないところに対して、
対抗勢力を築くという側面がある。
教材は、すべて市販のものを使うようにする。
合格ノウハウは、実績のある大学生の情報を集積する。
通信教育という特性を使い、リソースの乏しい地域でも
東大受験にチャレンジできるようにする。
計算され尽くした合理性がこのやり方にはあるような
気がする。
まあ、たしかに見込みが出てきたら、周囲がみんな
ハイレベル指向の生徒さんばっかりというのは
やはりプラスになるだろうから。
そういう行動を簡単に批判するわけにはいかないのだろうけど。