難系 問題の着想 「原子をみる」



(ア)陽子の周囲を電子がグルグルと等速円運動をしている。円運動が起きるための
   向心力の役割を果たしているのが、陽子と電子の間で作用しているクーロン力
(イ)何気ないけど、トリッキー。前問で立てた等式を変形するだけです。
   角速度と円運動が描く円の半径の積が、「速度」になると。
(ウ)クーロン力積分する。
(エ) (ア)の等式から運動エネルギーを変形して出す。さらに前問でもとめた
    位置エネルギーを足し合わせる。


(オ)これも今ひとつ、納得できないけど。
(カ)(エ)の式を小文字のrについて解く。
(キ)前問(カ)で出した小文字rの式で、Eの値が変化したときのrの変化を
   考察する。
(ク)角速度に関連して出した式を考察。rの値の変化で、角速度がどう変化するか
   考える。
(ケ)問題文の通りに式を立てて、解答欄にあうように、変形して終わり。

(コ)前問の等式を速度vについて解く。さらに、最初の問題で立てた円運動の方程式の
   半径に該当する変数にaを代入する。そしてaについて解く。
(サ)前問の半径の値を、電子のエネルギーの式に代入する。(ス)言葉を覚えよう。
(ス)プランク定数と振動数の積。(セ)は(サ)と同じ代入作業。
(ソ)ひっかかりやすい。波長を表現する変数が入るようにして、リュードベリ定数を
   出すようにしましょう。

続いて、ボーアの原子モデルが、いろいろな現象を説明するための効用を発揮することを、
X線の発生メカニズムを考察する問題で、学習する。

wikipedia:ヴィルヘルム・レントゲン


電位差がもつエネルギーが、プランク定数と振動数の積に等しいという
「光の粒子性」の式を使って、等式を立てる。
X線の問題はそれ一本。
あるエネルギー状態から、別のエネルギー状態へ以降するとき、
光を出すということなので、引き算した結果が、「プランク定数と振動数の積」
になるということを使い倒す。
(3)と(4)はうまい具合に説明するロジックが思いつかない。